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仏画の展示会を開催・・・仏画作家・大塚すみ子氏

2018年7月9日(月)

 北九州市出身で小学校4年時から八代に移住、八代高校ー武蔵野美術大学工芸デザイン科卒の仏画作家・大塚すみ子(70歳)氏。仏画教室の生徒さん13人の作品も加え、7月3日から同7日まで、県立美術館分館ギャラリーで「仏画へのいざない・・暈繝(うんげん)と彩色展」を開いた。
 大塚さんは26年前、仏画の魅力に取りつかれ、子育て、親の介護の最中も仏画作成に没頭。仏画界の第一人者・中村幸真氏に師事するため、夜行列車で金曜夜に発ち、月曜日に帰熊する強行軍を重ねた時期もあったという。「気が入っていない絵は、ただの塗り絵」という師の教えを胸に、創作活動を続ける傍ら、熊本市内の清水と白山で仏画教室を主宰、後進の育成にもあたっている。※暈繝(うんげん)とは、色が少なかった時代のいわばグラデーション技術のこと(徳永)

仏画作家・大塚すみ子氏。釈迦如来、文殊菩薩、普賢菩薩をバックに
釈迦如来。仏画は曼荼羅の一部でもある
文殊菩薩
普賢菩薩
細い筆で精緻に描かれていることがわかる、釈迦如来の拡大図