日本の国菌″麹″から作った「豆腐チーズ」・・ＦＲＯＭＡＧＥＪＡＰＯＮ

　　製造ライン整備を計画
 
　ＦＲＯＭＡＧＥ　ＪＡＰＯＮ（美里町、三浦真澄代表）は８月、豆腐を麹で発酵熟成させた商品「豆腐チーズ　そうや」の本格販売を開始した。
　同商品は、豆腐、天草産塩、米麹、湧き水から作った「そうや 白」と、豆腐、天草産塩、しょうゆの実麹、醤油、湧き水を成分とする「そうや黒」の２種類。三浦さんが祖母から受け継いだ豆腐のみそ漬けと世界各地のたんぱく質発酵から発想を得て、独自に開発、商品化したもの。価格はそれぞれ５０ｇ入り８００円（税込み）。
　２０１８年１１月３０日から５日までの６日間、フランスのエクサンプロヴァンス観光局前広場で開催された「エクサンプロヴァンス姉妹都市協会クリスマスマルシェ」の熊本ブースに出品、ベジタリアンや妊婦、さらには牛乳・卵さえ食べないビーガンと呼ばれる人たちだけでなく、現地のフランス人にも好評だったという。
　三浦代表は美里町出身、３１歳。熊本工業高校建築科―石川高専建築学科卒。飛島建設（大阪）で建築の現場管理に６年半従事後、帰熊、２年前から「そうや」開発を開始している。
　同代表は、近く、製造ラインを整備し生産体制を整える一方、「世界に��そうや�≠�届けていくため、今年もエクサンプロヴァンスでのクリスマスマルシェに参加するのはもちろん、１０月５〜８日に花畑町広場で開催されるラグビーワールドカップファンゾーンにも出店する。日本酒や焼酎、白ワインのつまみとしてもおいしいので、この機会にその良さをぜひ味わってほしい」と話している。　　　　　　　　（徳永）