「万作・萬斎の会」熊本・福岡公演１年延期…ノマ企画

　熊本、福岡、大分で毎年開催している「万作・萬斎の会」は2020年狂言の会を1年延期し来年の9月に振替開催することを決めた。
　コロナウィルスの影響で狂言の会開催について協議「お客さんの健康と安全を最優先に考慮」し、延期を決めた（竹内馨深ノマ企画代表）もの。大分公演は9月12日を2021年の9月18日に、福岡が9月20,21日を21年9月24,25日、熊本は11月22日を21年9月19日(日)に振替る。
　熊本の演目は狂言のおはなし、狂言「宗論」、同「業平餅」を(会場・熊本城ホール)、福岡は狂言ファイルNO22「地蔵」、小舞「柳の下」、狂言「八尾」、同「金津地蔵」(大濠公園能楽堂）としていた。
　竹内代表は「コロナ禍と大水害で熊本など3県は大変なことになっていますが、コロナによって文化、芸術の灯が消えないよう今後も頑張りたい。また、活動自粛中の狂言師や作家たちの応援のため、活動支援として九十九伸一作品のポストカードと狂言の和手ぬぐいを制作。支援の寄付口座を開設しました」と語っている。（寄付口座はゆうちょ銀行01530-2-11194 ふくおか「万作の会」)　問合せ先は092-781-1267  (中嶋）