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本渡瀬戸の橋桁架設完了・・・「第二天草瀬戸大橋」

2022年4月28日(木)

 天草上島と下島を結ぶ「本渡道路」(天草市港町〜志柿町間、全長1・3q)を構成する「第二天草瀬戸大橋(仮称)」(同1・1q、道幅9・5m)の本渡瀬戸航路の橋桁架設が4月23日に完了し、全線が1本につながった。
 熊本都市圏と天草市中心部の移動所要時間短縮を目指し整備が進む「熊本天草幹線道路」(全長約70q)の一部で、2022(令和4)年度の完成を目指している。総事業は203億円。
 事業主体の県天草広域本部土木部によると、本渡瀬戸航路での架設工事は3月28日に開始。既に完成している同市東町(下島)側の橋桁の上に航路上に架ける約90mの橋桁を載せ、手延べ機と呼ばれる装置で対岸の瀬戸町(上島)側の橋桁まで送り出した。そして、4月23日に橋桁を降下させ、完成している両岸の橋桁と接続させた。(甲木)







▲航路部分の橋桁がつながった本渡瀬戸の施工現場 (天草市瀬戸町側から東町側を見る。4月16日撮影)
▲送り出し架設工法を説明する県天草広域本部土木部の担当者(3月28日)。架設したのは支間長100mの鋼3径間連続鋼床版箱桁橋で、桁長90m、鋼重480t、満潮時の海面からの高さは17m
▲「本渡道路」の完成予想イメージ。写真上が起点となる天草市港町地区。同下が国道324号と接続する志柿町地区。左上の橋は天草瀬戸大橋(写真・熊本県提供)