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地下水保全に関する協定を締結・・・ハイコムウォーター 

2024年4月26日(金)

 潟nイコムウォーター(熊本市中央区新屋敷1丁目、甲斐文社長)は3月22日、南阿蘇村(吉良清一村長)と東海大学農学部農学科(益城町、阿部淳学科長)の2者と地下水保全に関する協定を結んだ。
 南阿蘇村が取り組む「雨水湛(たん)水事業」を支援するため、企業版ふるさと納税を利用して100万円を寄付した。同村はそれら寄付金を財源に、同事業に協力する稲作農家を対象に1アールあたり3000円を補助。また、東海大農学部は同事業の効果について継続調査する。
 同社は「半導体工場の稼働により地下水保全への関心が高まっている。清らかで豊富な熊本の地下水を未来永劫引き継ぐため、今後も地下水保全に協力していきたい」としている。
雨水湛水事業は、水田に雨水を溜めて地下への浸透を促す取り組みのこと。南阿蘇村では今年度から雨量が増加する6月〜8月に雨水を水田に溜める水源涵養や、冬期湛水を実施する。
 同社は2013年2月設立。南阿蘇村に工場を持ち、非加熱処理による天然水の製造販売やウォーターサーバーの宅配水事業などを展開。水資源の保全に向け、田植えによる水田涵養や寄付金贈呈にも取り組んでいる。(森口)


協定書に調印した東海大学農学部農学科の阿部淳学科長(左端)、ハイコムウォーターの甲斐達也会長(中央)、南阿蘇村の吉良清一村長