経営者保証が不要となる取扱等を開始…県信用保証協会

熊本県信用保証協会（村田信一会長）は３月１５日、経営者保証の提供を選択できる保証制度の取り扱いを始めた。
全国統一で開始されたもので、詳細は次の通り。�@「事業者選択型経営者保証非提供制度」は、協会・自治体制度を問わず、直近決算で債務超過でない、または直近２期決算で償却前経常黒字等の要件を満たす法人で経営者保証を不要とする制度で、保証料の一部上乗せが必要。�A「事業者選択型経営者保証非提供促進特別保証制度」は新設された制度で、要件と保証料の上乗せ幅は�@と同様で、３年間保証料の一部が国から補助される。�B「プロパー融資借換特別保証制度」は一定の基準を満たす法人で経営者保証付のプロパー融資（保証協会保証なし融資）を保証協会付き融資で借り換え、経営者保証を解除できる。

伴走支援型特別保証が６月末終了

また、新型コロナの影響を受けた事業者支援やゼロゼロ融資などの借り換えによる返済負担軽減を目的とした「伴走支援型特別保証制度」「熊本県経営改善資金（伴走支援型）」の申込受付が、６月末に終了する。自社の経営状況分析と金融機関の継続的な伴走支援を条件に保証料の一部を国が補助する据置期間最大５年の制度。既存借入集約による返済負担軽減や、据置期間中の専門家派遣による事業計画案策定など幅広く活用されている。（宮�ｱ）