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左官技能者の魅力発信イベント・・・オオタ

2024年4月30日(火)

 シアーズホームグループで左官・タイル工事業の潟Iオタ(熊本市東区若葉3丁目、真嶋浩社長)は4月21日、同市中央区上通町のびぷれす広場で左官技能者の魅力発信としっくい体験イベントを開いた。
 同社は県知事認定職業能力開発校オオタ左官訓練センターを運営し若手左官技能者の育成を行っており、左官技能者の魅力や活躍状況を広く発信する目的で開催。当日は訓練センターの紹介や、女性左官職人6人によるしっくい壁塗りを披露。また、自然素材のしっくいが持つ調湿や抗菌などの機能性を紹介し、しっくい塗りのDIY体験ができるワークショップを実施。子ども連れなど54人が参加し、参加者は同社の左官職人からアドバイスを受けながら、こてでしっくいを塗ったり模様を付けたりしていた。能登半島地震の被災者支援として、体験の参加費全額を含む10万円を熊本市を通じて寄付した。
 真嶋社長は「一般のお客さまと直接接する機会を通して、職人としての誇りや使命感、クラフトマンシップの醸成につながれば。コロナ禍でしっくいの良さが注目されており、機能性の高さや温かな質感を一般の方にふれてもらえた」と話している。(宮田)

しっくい塗りDIY体験では同社の左官職人がアドバイス
「イベントを通じて職人のさらなる成長と、若手の活躍を周知したい」とあいさつする真嶋社長
上通町のびぷれす広場で実施したイベント
女性左官職人によるしっくい塗りパフォーマンス
真剣な表情でボードにしっくい塗りをする同社の左官職人
しっくい塗りの技を披露する若手職人
女性左官職人。同社は女性左官職人の育成に注力しており、4年間で7人まで増えた
真嶋社長(写真中央)から能登半島地震の寄付金目録を受け取る船津真理亜熊本市雇用対策課長(写真右)。進行はフリーアナウンサーの本橋馨さん(写真左)が務めた
会場の一角に設けた、粘土細工制作の東矢ひろとさんの応援コーナー
左官職人の技能披露では写真を撮影したり、拍手を送る来場者や、足を止める通行者の姿がみられた