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プールやサウナ、レストランを備えた宿泊施設を建設中・・・藍の村観光

2024年5月9日(木)

 藍の村観光梶i上天草市大矢野町登立、藤川護章社長)は、同社運営の滞在型ホテル「リゾラザバード」(同市大矢野町上)隣接地にプールやサウナ、レストランを備えた新たな宿泊施設の建設を進めている。オープンは7月上旬を予定。総投資額は約10億円。
 場所は昨年4月に弓ヶ浜海水浴場南西側にオープンした滞在型ホテル「リゾラザバード」東側隣接地。敷地面積は7910u。新設の建物は管理棟と宿泊棟から構成され、共に鉄骨造り2階建て。延べ床面積は管理棟が799u、宿泊棟が516u。その他部分も含めた延べ床面積の合計は1361u。客室数は10部屋(各部屋38u)。客室は2人部屋(最大4人宿泊可)で、全室テラス付き。管理棟は、1階が受付フロント、ラウンジ、レストラン(宿泊者用)のほか、屋外プール、ジャグジープール、サウナなど、2階がシェアオフィススペースおよびレストラン・カフェ(一般客利用可)など。サウナは男女共用のドライルームとスチームルーム、女性専用ルームの3種類を設けている。レストラン・カフェ、プール、サウナは宿泊者以外にの一般来館者の利用も可能にする。
 また、ワーキングスペースを充実させ、会議室2部屋、個室3部屋を設け、ワーケーションやスタートアップ企業向けのオフィスとしても利用できるプランを検討していく。駐車場台数は60台。
藤川社長は「観光需要以外にも企業研修地としての利用増加や移住促進の面からも、今までと違う体験や新しい価値を生み出し、天草の地域活性化につながる施設にしていきたい」と話している。
 同社は、1989年設立、資本金2千万円、従業員数約80人、売上高14億587万円(2023年3月期)。物産・土産品販売などの「藍のあまくさ村」(上天草市大矢野町登立)、レストラン・カフェ・物産・土産品販売などの「リゾラテラス天草」(同市松島町)、滞在型ホテル「リゾラザバード」(同市大矢野町)を運営するほか、同社施設で使用する野菜の無農薬栽培に取り組む自社農園「リゾラファーム天草」も運営している。(宇治野)

「リゾラザバード」の概要について説明する藤川社長
新棟の完成イメージパース
昨年オープンした「リゾラザバード」、8棟のコテージが海岸に面して並ぶ
全客室から青い海と「羽干島(はぼしま)」が見える
ゆっくりとくつろげる雰囲気の客室内
ワーケーションなどの利用も増えているという。写真はBBQエリアと焚火スペース
建設中のリゾラザバード新棟(写真奥)と既存の施設(手前)
海に臨む施設と天草の島々