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「火の国平和祈念館を建設する県民の会」設立へ・・・中嶋・前山鹿市長ら

2025年3月21日(金)

 県政財界有志でつくる発起人会が、「火の国平和祈念館を建設する熊本県民の会」を今夏立ち上げることを3月10日、発表した。発起人会は県遺族会、県護国神社崇敬会や企業、団体など50団体以上で構成。代表は中嶋憲正・前山鹿市長(県護国神社崇敬会会長)が就いた。
 県護国神社では2016年まで神社内で、保管する1500点以上の遺品や8千枚以上の遺影を展示していたが施設の老朽化で展示が出来なくなっていた。「祈念館」は戦争に命を捧げた英霊の遺品や遺影などを展示し、近代史学習の拠点を目指しており、県護国神社内に建設し2027年を開館目標としている。
 3月10日には発起人会の初会合が開かれ、約50人が参加。発起人代表の中嶋氏は「国のために命を捧げた若者たちへの顕彰や慰霊の思いが薄れている。後世にしっかり伝えていくのが私たちの使命だ」と語った。
今後、同会は募金集めや遺品の整理を進めるほか、広く県民に賛同を呼び掛けるために、県民の会を今夏にも立ち上げる方針を確認した。(政治経済部・宮崎泰樹)

3月10日に開かれた発起人会には約50人が参加した
あいさつする中嶋氏