地デジ県内で放送開始…地上デジタル放送

 高画質・高音質で双方向通信が可能な地上デジタル放送（地デジ）が12月1日、熊本県など九州を中心に計8県で放送を開始した。これにより03年12月1日から関東・近畿・中京の３大広域圏を中心にスタートした地デジは、すべての都道府県で視聴可能となり、全世帯の約8割をカバーした。
 1日には熊本市上通のびぷれす広場で県内５放送局が合同で記念式典を開催。5局の女性アナウンサー5人が務める「地デジ推進大使」が、特設ステージ上で画質やワイド画面などの特徴を紹介した。各放送局の代表や潮谷知事などが祝辞を述べたほか、民放4局共同制作によるPR番組「レッツ！地デジ」も生中継された。関係者ら約100人によるパレードも下通を中心に行われ、放送開始のPRを行った。
 現行のアナログ放送は、11年7月に地デジに完全移行する予定。（大塚）