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江津3丁目にペットの総合ケア施設をオープン・・・拠n域動物医療センター

2007年6月6日(水)

 竜之介動物病院(熊本市本荘6丁目、徳田昭彦院長)及び九州動物学院(同市魚屋町、同学院長)を運営する拠n域動物医療センター(同市本荘6丁目、同社長)は6月1日、同市江津3丁目に総合的な動物のケアサービスを行う施設「ペットリゾートR−one(アールワン)」をオープンした。
 場所は同地の国道57号(東バイパス)沿い、「ばってんの湯」西隣。通信機器販売などを行う無線のクマデンビルを同社が買い取り、リニューアル。外観は1階をガラス張り、2階部分を木目調に改装した。敷地面積は約840u、建物は鉄骨2階建てで、建築面積は約280u、述べ床面積は約560u。1階がアールワン(約200u)と無線のクマデン運営の携帯ショップ(約70u)、2階が無線のクマデン事務所。
 アールワンはケアサポートスペース、トリミングルーム、グッズショップで構成。ケアスペースでは理学療法士で熊本県の嘱託警察犬指導士でもある井手宏信店長ほかスタッフ1人がペットの飼い主とカウンセリングを行いながらリハビリやダイエットなどを必要とするペットの総合的なケアを行う。スペース内には水圧や水流などを利用し水中歩行を行うリハビリ用装置「水中トレッドミル」を設置している。料金はフィットネスコースやダイエットコースなど4種類で料金は初回が3000円(税別)から、2回目以降は2000円(同)から。また、トリミングルームには超微小気泡で汚れやダニ、ノミなどを除去するナノバブルバスを設置。料金はシャンプーが2500円(同)から、シャンプーとカットが3500円(同)から。ほかにアロマやパックなどの別メニューが500円(同)から。カウンセリングなども行うカフェスペースでは医療行為で使用するメスや注射器などとほぼ同じ素材で作られた食器やリード、服、動物をモチーフにした雑貨などを販売するほか、コーヒーなどを無料でサービスする。スタッフは井手店長含め6人。営業時間は午前9時から午後8時まで、年中無休。
 井出店長は「理学療法士が動物の術後ケアや肥満などからの健康回復などを行う施設は全国的にも珍しいのでは。ペットと飼い主がともにゆっくりとくつろいでもらえる空間を提供していきたい」と話している。(川越)

リゾート施設をイメージした建物外観
飼い主はカフェスペースからガラス越しにトリミングの様子を見学できる
同社がオーダーした水中歩行訓練装置トレッドミルは熊本のメーカーが製造
「培ってきた理学療法士としての知識を動物のケアに生かしていきたい」と井手店長