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アーチェリーで日本記録を更新・・・シアーズホームグループHDの宗さん

2024年3月18日(月)

 シアーズホームグループHDの宗瞭羽(たかむね・りょう)さんは、23年12月に佐賀市で行われた「第45回全九州インドア・アーチェリー大会(九州大会)」で優勝し、アーチェリーのインドア・コンパウンド部門において一般男子18m(60射)の日本記録を更新した。
 宗さんはU21の日本記録も保有しているが、一般男子部門で記録を更新したのは初めて。宗さんはU21も含め、今回で10個目の記録更新となった。宗さんは「日本記録更新は高い壁と感じていたが、アーチェリーインドア競技で日本記録を更新でき率直にうれしい。年間を通じて高い成績を残し世界大会出場につながるよう、好成績の積み重ねを目指していく」と話している。
 宗さんは2000年7月8日生まれ、23歳。熊本市出身。東海大学付属熊本星翔高校に入学し、アーチェリー部に入部してアーチェリー競技を開始。高校3年生の夏にU21日本記録(当時は日本ジュニア記録)を更新。東海大学熊本キャンパス基盤工学部に進学し、大学1年生ですべての距離のアーチェリーU21日本記録を更新。大学3年生で世界選手権の最終選考会に初出場。大学4年生までにインカレ7回出場し5回優勝。23年4月、シアーズホームグループHDに入社。平日は14時半まで総務人事部で業務に就き、午後は県民総合運動公園のアーチェリー場などで練習する日々を送っている。
 アーチェリー競技は、屋外の競技場やグラウンドで行うターゲット、屋外の野山で行うフィールド、屋内の体育館などで行うインドアの3競技がある。 一般的な形状の弓に照準器や安定器を取り付けた「リカーブ」と、リカーブから安定装置や標準機能を外した「ベアボウ」、リカーブの装備に加えてリム(しなりによって矢を飛ばすパーツ)の先端に滑車やスコープが付いた「コンパウンド(複合弓)」の3部門に分かれている。宗さんはターゲットとインドア競技をメインに、コンパウンド部門で大会に出場している。(宮田)

12月に佐賀市で開催されたアーチェリー大会で一般男子18m(60射)の日本記録を更新した宗瞭羽さん
屋外で行うターゲット競技に出場する宗さん(左)。1エンドは3分間で6射うち、1試合は12エンドで72射うつ
「アーチェリーは年齢や障がいの有無に関係なく、同じ土俵と同じルールで競うことができる点も魅力」と語る宗さん