ピュア・サポートグループ" /> ピュア・サポートグループ / くまもと経済" />
トップ フォトニュース KUMONトップが「おとなの学校」を視察…ピュア・サポートグループ
フォトニュースPhoto News

KUMONトップが「おとなの学校」を視察…ピュア・サポートグループ

2007年3月9日(金)

 ピュア・サポートグループ(熊本市水前寺4丁目、小山敬子代表)が、「くもん学習療法」を取り入れ昨年8月に本格スタートさせた認知症高齢者の専門ケア「おとなの学校・本校」(旧介護老人保健施設「博寿園」、同市三郎1丁目)に介護・医療関係者などの視察が相次いでいる。3月9日には公文関係者が来熊、その取り組みを熱心に視察した。
 訪れたのはKUMONグループトップで褐文教育研究会(大阪市)の角田秋生社長、同社の子会社で認知症の予防・改善に向けた学習療法の研究・普及を手掛ける鰍ュもん学習療法センター(東京)の杉本幸司社長、公文式教室をまとめる日本公文教育研究会熊本事務局の那和慎二事務局長。3人は朝8時30分に始まる朝礼の前には到着、小山代表の説明を受けながら、認知症高齢者と担当スタッフがコミュニケーションを取りながら、簡単な計算問題を解いたり、テキストを音読する「くもん学習療法」実施の様子などを熱心に見学した。
 視察を終えた角田氏は、「楽しさを感じられる学習であれば効果が出るというのは、子供の脳も高齢者の脳も同じと感じた。小山さんの“学校”をコンセプトにした試みは素晴らしい。高齢者もスタッフもいい表情をしているのが印象的だ」と、杉本氏は「くもん学習療法を採用しているのは全国に約420施設あるが、規模、内容ともここまで徹底している例は他になく最先端の施設。今後いろいろな面で協力をお願いしたい」と話していた。(香月)
 

「くもん学習療法」実施の様子を視察する角田秋生褐文教育研究会社長(左)と案内する小山敬子代表
朝礼後の「体操」の時間。「おとなの学校」では、認知症ケアの各種リハを学校の授業形式で実施している。くもん学習療法による簡単な計算と音読が「算数」「国語」、調理などの日常生活リハが「家庭科」となる。
「おとなの学校・本校」の外観。玄関横の窓には「くもん学習療法導入施設」の看板が掲げられている
右から杉本幸司鰍ュもん学習療法センター社長、小山敬子代表、角田秋生褐文教育研究会社長、那和慎二日本公文教育研究会熊本事務局長。公文式の学習者数は世界44カ国で約400万人(国内149万人、海外248万人)