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黒糖菓子と柑橘ゼリーのセット商品を販売…フジバンビとJAあしきた

2014年4月30日(水)

 菓子製造販売のフジバンビ(熊本市北区四方寄町、吉田高成社長)とあしきた農業協同組合(芦北町、高峰博美代表理事組合長)は4月からセット商品の販売を開始し、4月8日に共同で記者発表を開いた。
 両社は数年前から互いの主力商品をそれぞれの店舗で販売するなど協力体制をとっており、コラボ商品を開発することで、相乗効果により新たな熊本土産としてブランド力を強化、販売拡大につなげたい考え。セット商品は、熊本産の柑橘「デコポン」の果肉と果汁を使ったJAあしきたの「デコポンゼリー」と、国産小麦粉と沖縄産黒糖を使用したフジバンビの「黒糖ドーナツ棒」の組み合わせ。デコポンゼリー6個に黒糖ドーナツ棒16個入りが2200円、黒糖ドーナツ棒32個入りは3千円。パッケージに熊本県のPRキャラクターくまモンをデザインしている。フジバンビ直営店、JAあしきた関連店舗、鶴屋百貨店、県民百貨店のほか、両社の全国販売ルートであるJA、百貨店、全国生協などで販売する。年間売上は約1億5千万円、5万セットの出荷を目指す。記者発表に出席した小野泰輔熊本県副知事は「互いの販路拡大のため出口を共有することは大きな挑戦。このようなコラボを県内企業同士で進めてほしい」とあいさつした。(徳山)

セット商品を持つ吉田高成社長(左)と高峰博美代表理事組合長
販売開始したデコポンゼリーと黒糖ドーナツ棒のセット商品
村田信一県副知事、小野泰輔県副知事らが出席した記者発表
「企業が協力して出口を共有し、互いの商品を売り出すことは、さまざまな業種の県内企業にとってもヒントになる」と話す小野泰輔熊本県副知事
村田信一熊本県副知事
デコポンゼリーを試食する村田副知事(左)と竹崎一成芦北町町長
右から山本秀久熊本県議会議員、村上寅美熊本県議会議員、梅本茂熊本県農林水産部長
試食する杉武男熊本県物産振興協会会長(左)と堤公一熊本県菓子工業組合理事長