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ファッションブランド「ubusuna」ショップ開業・・・古荘本店

2024年3月28日(木)

 「花の香酒造の日本酒ブランド『産土』にインスパイアされ、ファッションブランド『ubusuna(うぶすな)』を立ち上げた。長く着続けることができる服、日本人の美意識を体感する服を目指すとともに、地元にある素材でよりよいものを創る『ブリコラージュ』もテーマにした」と古荘本店(熊本市中央区古川町)の古荘貴敏社長。2月にショップ兼ギャラリーをオープンした。
 同社は1877(明治10)年の創業、衣料品事業を皮切りに、傘下企業50社超、総従業員1万人の一大コンツェルンを築き、熊本経済界の源流ともいわれる老舗企業。現在、繊維卸・製造小売、IT機器・建築関連機材販売、携帯電話販売事業を展開する。「西南戦争後、古着の販売からスタートした経営の原点にも立ち返る。地域に根差した素材を生かし、地域の職人さんとともに作り上げたい。熊本・九州の良いものを、全国、そして世界に発信していきたい」と意気込む。同ブランドは、水俣産の和綿を使って再生した肥後木綿や水上村で栽培された藍を使った熊本藍染、あさぎり町の縫製工場の縫製など、熊本土着の素材や技術を用いて手仕事を中心に製造。  
 現在は、同ブランドの基本となるフォーマルなデザインのコレクション「ubusuna IZA prototype(イザ プロトタイプ) 2024」を展示販売している。秋口には藍色やベンガラなどの色合いも採り入れたカジュアルなラインやジビエレザーの展開も計画している。(山岸)

「ubusuna」の服を着用した古荘貴敏社長
性別不問なデザインにしたという「ubusuna IZA prototype 2024」の服
古荘本店(熊本市中央区古川町)本社筋向かい側の「shop ubusuna│熊本」
浮浪雲工房(水俣市)の金刺宏子さんが、糸になった肥後和綿で機を織る
肥後和綿から手作業で作られた肥後木綿