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熊本市から初の認定NPO法人に・・・NPO法人しらさぎ

2015年4月30日(木)

 白鷺電気工業梶i熊本市東区石原1丁目)の関連団体NPO法人しらさぎ(沼田百合子理事長)は3月30日、熊本市から特定非営利活動促進法に基づく認定NPO法人の通知を受けた。期間は3月30日から5年間となっている。
 熊本県では4例目だが、熊本市所轄の法人では初めてとなる。認定NPOは@総収入のうち20%以上が寄付金で占められているA役員が同じ会社あるいは親族が全体のうち3分の1未満B寄付金の7割以上をボランティア活動に充てているC事業報告書の閲覧、提出D法人設立後1年以上が経過していることなど8つの条件をクリアしなければならない。
 同法人は1999年に活動開始、2007年度にNPO法人化、08年から13年までボランティアで水源涵養林の育成を目的に阿蘇郡西原村での植樹や下草刈り、棚田事業、熊本城や八代城址などでの清掃活動を長年継続して実施している。今年3月には新たに南阿蘇村での植樹も行った。認定NPO法人になると寄付金が集めやすくなるほか、個人での寄付者は個人住民税(県民税4%、市民税6%)の税額控除、所得税が所得控除または40%の税額控除を受けられる。さらに相続財産などの寄付は課税価格から除外される。法人の寄付者は特別損金算入の適用が受けられる。NPO法人自身はみなし寄付金制度の適用が受けられるなどのメリットがある。現在、熊本市内に主たる事務所を置くNPO法人数は334法人ある。
 沼田理事長は「認定を受けたことで信頼が増し、参加者の増加につながるのではと思っています。また、さらにいろいろな分野で活動できるようにしていきます」と話している。(園田)

原本靖久熊本市企画振興局長(左)から通知を受け取る沼田百合子NPO法人しらさぎ理事長
原本局長と沼田理事長
右はNPO法人しらさぎの岩ア守美顧問
左は野口恭子熊本市市民協働課長(取材時)
今年3月に実施した南阿蘇村での植樹
ボランティア約50人が参加