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体温・体表温検知システムの取扱開始・・・白鷺電気工業

2020年7月31日(金)

 白鷺電気工業梶i熊本市東区御領8丁目、沼田幸広社長)は4月中旬から、「体温・体表温検知システム」の取り扱いを開始した。
 今回のシステムは、新型コロナウィルス感染拡大の中、事前防止の一環として取り扱うもので、公共施設や事業所に出入りする人々の体温や体表温を瞬時に感知し、設定温度以上の温度を検知するとアラームで発熱者を知らせるもの。用途に応じて2タイプを用意している。
 「V2型」(多人数体温・体表温同時検知システム)は、AIを搭載した高機能顔認証カメラとサーマルカメラテクノロジーとを組み合わせたもので、特定エリア内の人々(30人/秒)の体表温同時検知システム。体温・体表温の検知誤差は±0・3度という。顔認識を兼ね備えているため、公共施設や病院、大型店舗など人の出入りが多い所などに適合する。AIによるディープラーニングにより認証した人々の体温・体表温を継続的に記録し、管理することも可能となっている。価格は1システムが200万円前後、リースも検討している。
 「V2L型」(体表温スクリーニングタイプ)は、来訪者一人一人がサーモカメラの前に立ち体表温をスクリーニングし、目の前のモニターにリアルタイムの映像を表示し、さらに、異常体表温を感知すると、ALM(アラーム)で知らせるシステム。施設や事業所に出入りする人々の体表温を検知し、自らも自覚できる。価格は1台20万円前後、リースも検討している。
 同社では「新型コロナウィルス感染症等の発熱を検知し、2次感染防止に効果を発揮するとともに、事業者の危機管理を見える化することで、顧客への信頼度を高め、BCP対策にも生かされる」と話している。(園田)

約30人の体温・体表温を一度に検知することができる
多人数体温・体表温検知システムの「V2型」
体表温スクリーニングタイプの「V2L型」
来訪者一人一人がサーモカメラの前に立ち体表温を検知