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■町屋と生きる・・・「新町・古町」復興、残る歴史″に息吹

2018年5月2日(水)

熊本地震で多くの町屋が被害を受けた熊本市の新町・古町地区。解体を余儀なくされた建物も少なくなく、一帯には更地も目立つようになったが、地震から2年、改修で歴史ある町屋に息を吹き込み、ともに生きる選択をした人たちも出始めている。

太い梁(はり)や精巧に彫られた欄間など明治期の商家を象徴するような 造りの清永本店内部。床に敷かれた1m四方の数百枚のカーペットはボランティアによるもの。奥には雨漏り受けのブルーシートも
1883( 明治16)年築 の蔵は土壁が崩落し 骨組みの竹がむき出 しに。3棟ある蔵のう ち、2棟は残す方向だ
1869(明治2)年に初代清永宇蔵氏が創業した清永本店。「ざ る」や「ほうき」などの竹製品、履物、蓑(合羽)、「もろぶた」を はじめ多くの荒物(日用雑貨)を取り扱っていた