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半導体関連の荷量増へ機能強化・・・熊本・八代両港

2024年1月5日(金)

熊本の港の機能に厚みが増しそうだ。半導体世界大手、TSMC(台湾積体電路製造)の本稼働を機とした荷量増にも対応する。熊本港(西区新港)は24年度、2基目のガントリークレーンが配備される予定で、2基体制による安定した代替機能が確保できる。懸案だった「耐震強化岸壁」は23年度から事業化。荷量増や船の大型化に対応でき、今後「中九州横断」「熊本西環状」両道路の整備効果でさらなる利活用増に期待がかかる。

12月中旬、熊本港で韓国・高麗海運の船から降ろされるコンテナ。現在、コンテナ船は長錦商船を加えた韓国2社の釜山航路に加え、22年4月から井本商運(神戸市)が神戸港とを結ぶ内航船を就航。利活用の幅を広げている
耐 震 強 化 岸 壁 が 整 備 さ れ る 熊 本 港 西 端 部 。 岸 壁 は 水 深 7 ・ 5m、延長130mで整備され、31(令和13)年度完成予定
八代港は人流港としての期待も大きい。23年は新型コロナウイルス禍で中断していた国際クルーズ船の寄港が再開