熊本の明日を拓く未来創造企業　１００の戦略

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ホテル・飲食・サービス

お客様から選ばれるホテル・バス・タクシー事業

荒木観光グループ

客室総数75室、400人収容

　植木町や菊池郡を中心にホテル、バス、タクシー事業を展開する荒木観光グループ。ホテルは客室総数75室、400人収容可能で、230坪の源泉かけ流しの大露天風呂「小町の湯」など大小様々な温泉がある。屋外には全面ゴルフ場なみの高麗芝生のグランドゴルフ場48ホールと全天候型のゲートボール場16面がある。ホテル内には大宴会場をはじめ、規模に合わせた広間、ラウンジやビアバーなどがあり、植木町を代表する温泉施設である。開業以来「低料金で楽しく喜んでいただく」をモットーに高齢者を中心に九州一円から連
日多くの旅行者が訪れ賑わいをみせている。シニア層に根強い人気のグランドゴルフは毎日大会を開催するなどイベントを充実させて集客につなげている。
　永年にわたりお客さまが絶えない理由のひとつに荒木社長の「真心のおてなし」がある。1969（昭和44）年、父とホテル開業、74年に社長就任以来、33年間欠かすことなく宴会であいさつと表彰を行っている。自らマイクを握り、グランドゴルフ大会上位者と80歳以上の高齢者に長寿祝いとして記念品を贈っている。「お年寄りの喜ぶ顔を見ることが私の仕事。それが荒木観光ホテルの原点。いつまでも元気でまた来ていただきたい。プライベートを重視した高級旅館なども人気はあるが、大勢で楽しむ旅行形態のニーズもある」と話す荒木社長。１泊４食付で８千円から１万円という価格設定と今では少なくなった旅芝居も同ホテルの人気のひとつである。荒木千恵美女将は「より大きな喜びと満足をお客様に与えるために、従業員一同、心を合わせて知恵を出し合い全力で取り組みたい」と陣頭指揮をとり、女性ならではのキメ細やかなおもてなしでサポートしている。

22ヵ所の待機所を設け、迅速かつ素早い対応

　タクシー事業は開発や誘致が進む菊池郡（菊陽・大津町）を中心に待機型の営業を展開。乗務員教育を徹底させ、基本を忠実に守り真心のサービスを心がけており、制服・制帽の着用を義務付けている。また、熊本市内をはじめ22ヵ所に待機所を設け、迅速かつ素早い対応で、自動車関連や半導体関係企業からの信用・信頼につなげ、順調に配車している。最近では、菊陽町や大津町に建ち並ぶビジネスホテルからも毎朝100台を越える数の配車を受けて
いる。今後はタクシー所有台数100台を視野に入れ更なる事業拡大を図る。
　バス事業もタクシー同様、マナーと価格を追求。55人乗りのサロンバスや26人乗りの小型バスを所有し、規模と用途に応じた利用体制を整えて、企業をはじめ学生スポーツの利用のほか、最近ではウエディング施設からバス・タクシー共に単独で指名を受けている。

企業誘致や観光をバックアップ

5年後に迫る九州新幹線全線開業や半導体関連企業誘致などにも期待を寄せる荒木社長。「地の利を生かし、熊本県の企業誘致や観光を側面からバックアップしていきたい。そして、お客様から選ばれるホテル・バス・タクシー向けて社員一同努力し、創造力を忘れることなくチャレンジしていきたい」と語る。

企業DATA

[所在地]　〒861‐0112鹿本郡植木町田底6番地

[TEL]　TEL096(274)7201

[設立]　（開業）1969(昭和44)年7月

[事業内容]　旅館業

[代表者]　荒木正文

[従業員]　５２人

[関連企業]　【七城観光バス】、【アラキタクシー】、【アラキ総合メンテナンス】

[採用情報]

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※この記事内容は、くまもと経済ＥＸ：2006年7月1日発行分の掲載内容です。

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