| 昭和36年創業、県下最大の青果卸売市場 |
熊本大同青果(株)(熊本市田崎町、月田求仁敬社長)は、県内最大の取扱高を誇る青果卸売市場だ。1961(昭和36)年に4つの野菜問屋が合併し誕生した同社は、同39年に現在の田崎市場の開設事業者の一社として移転。以後、熊本の“食”を支える企業として成長を続け、現在では一日の取扱量が約450トンにも上っている。
大きな社会的使命を持ち、グループ全体で約200人以上が働いている同社の舵取りを行う月田社長は「企業としての成長はもちろん大切ですが、それを実現させるためにも社員一人ひとりが人間としての成長ができるような企業にしたい。大きな家族のような組織を目指したいと思っています」と話し、数々の職場環境整備を進めている。
月田 求仁敬 社長
つきだ・くにたか 熊本市出身、1958(昭和33)年5月3日生まれ、49歳、明治大学農学部卒。大学卒業後、東京築地の東京中央青果(株)に入社、その後84年熊本大同青果(株)・入社、95年から専務として現場の指揮に当たり同年12月に社長に就任。趣味はゴルフ、読書。 |
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| 活発なクラブ活動で広がるコミュニケーション |
同社では社内でのコミュニケーション強化のため、クラブ活動が活発に行われている。現在では「大同太鼓部」、「お花倶楽部」、「ボウリング部」、「野球部」、「陸上部」、「登段部」などが活動している。
「大同太鼓部」は平成元年に、月田哲雄前社長が結成の音頭を取り設立。10人の部員が週一回の練習を続けている。同部は伝統的に毎年1月5日の初競りを知らせる合図を任されているほか、結婚式での演奏依頼が舞い込むほどの実力を持つ。
「お花倶楽部」は平成9年に創部。6人の部員が「会社の中に癒しの空間をつくりたい」という目標を掲げ、月2回の活動を行っている。
「なんちゃって陸上部」は、平成16年の山鹿温泉健康マラソンに社内から43人の出場があったことがきっかけになり設立。一回でも大会に出場・応援した人(家族を含む)はすべて部員資格を有するという規約のもと、各地で実施されるマラソンやクロスカントリー大会に出場を続けている。
「ボウリング部」は18人が所属。全社的なボウリング大会を主催するほか、社外の大会にも積極的に参加。昨年、熊本労務研究会主催の大会で初優勝した。
「野球部」は「ツイテルズ」のチーム名のもと17人のメンバーで、月1回の練習と、様々なチームとの練習試合を行って実力のアップを図っている。今後は、リーグ戦参加も視野に入れている。
「登段部」は美里町にある日本一の石段(3333段)への挑戦を目的としている。毎年11月に行われる宣言タイムレース「アタック・ザ・日本一」に向け、練習に励んでいる。
組織内に多くの部署を抱える同社において、役職、年齢、男女を問わず参加できるクラブ活動は、幅広い“横のつながり”の強化に役立っている。月田社長はクラブ活動への理解も深く、各部の活動時にはできる限り参加し、激励を忘れない。 |
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| 社員の成長うながす組織づくりに尽力 |
全社での取り組みとして、同社は社内行事の実施にも力を入れている。社員それぞれが幹事者となり様々な企画を立案する。新春の金峰山登山大会に始まり、ボウリング部主催の社内ボウリング大会、ファミリー運動会、ゴルフ大会、ファミリーバーベキュー大会、社内スポーツ大会などがあり、多くの行事は家族が参加し、親睦を深めることができる内容となっている。
さらに全体研修や5年に一度の海外研修なども実施し、社内での意識共有化のため、努力を惜しまない。
月田社長は「例えば、当社ではレクリエーションや懇親会などのイベントには全社員参加を義務づけています。近年では近所付き合いなどが減ってきていますが、当社では良い意味での“ムラ社会”が必要だと考えています。隣人と付き合うのは煩わしい一面がありますが、逆に助けられたり救われたりする機会も多いんです。社員全員の協力、助け合いがあり、“意識のつながった職場”づくりを進めて、それをベースに次のステップに進みたい。それは社員一人ひとりの人間的成長をうながす、教育、学習する組織です」と明確に社内マネジメントの方向性を説明する。 |
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| 2012年までに売上高500億円達成目指す |
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同社では2012年までに売上高500億円の達成を目標として掲げている。この目標について月田社長は「少し大きい目標だとは思いますが、これは“夢”でもあります。しかし社員全員が“夢”を共有し、実現のため一人ひとりが学習し、成長すれば決して実現できない夢ではないと思っています」と社員全員の力を結集した組織力で、新たなビジネスチャンスの拡大に一層の意欲を見せる。 |
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