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くまもと経済EX 2010

熊本の明日を拓く未来創造企業の戦略

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医療・医療関連・教育
高い教育力と学びの環境整え学生の夢への挑戦を後押し
熊本学園大学
 創立68年目を迎える熊本学園大学(熊本市大江2丁目)はその歴史の中で、社会が求める人材を育成する学び舎として発展を続け、これまで約8万人の人材を地域社会に送り出してきた。現在は第二部を含む6学部14学科と、大学院はすべての研究科に博士後期課程を設置。さらに、昨年4月には九州初の会計専門職大学院を設置するなど、西日本屈指の教育体制を整え、約7千人が学んでいる。
 また、約80万冊の蔵書を有する図書館では、学部や学科の増設に合わせて資料や図書館機能を充実し、最新の学術情報を迅速・的確に学内外に提供。情報発信の場としての役割を果たしている。そのほか、インターネットに接続した700台以上のパソコンを設置、学術情報の収集や情報発信能力の向上など教育研究をサポートする「e‐キャンパスセンター」、ネイティブの教員や留学生との交流の場「イングリッシュラウンジ」、語学運用能力を高め、国際交流に寄与することを目的とする「外国語研修センター」、しょうがいを持つ学生の生活や学習支援を目的とした「しょうがい学生支援室」など多くの施設が学生生活を支えている。
「取引」「マネジメント」「ホスピタリティ」の視点で学ぶ―商学部
 前身の熊本商科大学(1954年〜1994年)の流れを汲む商学部は、第一部商学科、第二部商学科(平成19年度募集停止)経営学科、ホスピタリティ・マネジメント学科で構成。学生一人ひとりの将来のビジョンに対応したきめ細かい指導と充実した就職支援体制を整えている。05年に新設されたホスピタリティ・マネジメント学科では、「おもてなしの心」が重要視される産業における即戦力の人材育成を目指しており、インターンシップでは実に3カ月の長期研修を実施している。
 そのほか、商学科と経営学科には会計・税務の専門知識を学ぶ「会計専門職コース」が設けられており、会計のエキスパートを目指す学生の支援体制を整えている。
経済学の視野を養い日本と世界の経済問題に挑む―経済学部
 経済学科、国際経済学科、リーガルエコノミクス学科で構成する経済学部では、マクロ経済学、ミクロ経済学に代表される経済学の基礎科目を習得するとともに、経済を担う人間研究のために不可欠な人文、自然科学も同時に学ぶ。経済学科ではパソコンやインターネットを駆使した「情報コース」を設けているほか、国際経済学科では国際事情研修を実施。また、06年設置のリーガルエコノミクス学科では、法と経済の相互関係を深く学び、その体験学習の場として企業や行政の協力のもとにインターンシップを実施している。
 そのほか、経済学検定、ITパスポート、TOEIC 、公務員志望者のための特別勉強会なども実施している。
異文化理解と語学力で国際規格の職業人を育成する―外国語学部
 同大学の発祥は1942年の東洋語学専門学校(〜1945年)で、その後熊本語学専門学校(〜1950年)と続く。そういった意味で法人本来の流れを受け継ぐ外国語学部は、英米学科と東アジア学科の2学科で構成されている。英語、中国語、韓国語などの外国語と関連分野を学び、国際的視野と知性を養い国際舞台で活躍する人材の育成を目指す。異文化理解力とコミュニケーション力を育てることで、異文化社会での適応能力や問題解決力を高める。優れた教授陣や教育内容、外国語教育環境と充実した海外研修や留学制度を生かし、国際規格の職業人が養成されている。
全ての人が安心して暮らせる社会づくりに欠かせない人材を地域へ輩出する―社会福祉学部
 社会保障や地域福祉などにおける生活のセーフティネットの再整備が求められている現在、同学部では子ども、高齢者、しょうがい者、国民全てが安心して暮らせる社会づくりを目指し、地域社会に貢献できる人材の育成を図る。同学部は第一部社会福祉学科、福祉環境学科、子ども家庭福祉学科、ライフ・ウェルネス学科、第二部社会福祉学科で構成。昨年新設されたライフ・ウェルネス学科では、健康・スポーツと福祉を合言葉に保健体育学と社会福祉学とを融合させた先進的なカリキュラムを構築している。また、同学部では、厚生労働省委託業務「介護技術講習会」や県委託事業「相談支援従業者(初任者、指導者養成)研修」、市との共催事業「熊本市ひとり親家庭児童訪問援助事業」などにも取り組んでいる。
来春、付属中学校が開校予定
 1956年開園の付属敬愛幼稚園と、59年開校の付属高校を有する熊本学園だが、来年4月には付属高校との中高一貫教育を図り、さらに大学までの連携を深める熊本学園大学付属中学校の開校を予定している。校舎は多目的グラウンドの一角に、今年12月末完成をめざし、現在、急ピッチで工事がすすめられている。
 男女共学で、1学年2クラス80人のクラス編成を予定。平日7限と土曜日4限の十分な授業時間確保や、週2時間の自習形式の「セルフ・ラーニング」の時間をとるほか、付属高校との中高一貫プログラムで高い基礎学力や総合的な人間力を養っていきたいとしている。
[併設校]熊本学園大学付属高等学校
    熊本学園大学付属中学校(2011年4月開校予定)
    熊本学園大学付属敬愛幼稚園



1942年東洋語学専門学校創立
1945年熊本語学専門学校と改称
1950年熊本短期大学開学
1954年熊本商科大学設立
1994年熊本学園大学と改称

(学生数) 学部 6815人 大学院 210人
(卒業生数) 84815人
(専任教員数)176人
(専任職員数)144人 <2010年5月1日現在>
profile
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坂本正 学長
さかもと・ただし/1948年2月岡山県生まれ。九州大学大学院修了。経済学博士。専門分野は金融制度論。海外事情研究所長、商学部長、熊本学園理事などを経て2002年8月に第10代学長に就任し、2010年7月31日まで3期8年学長を務める。
企業DATA
[所在地] 〒862-8680 熊本市大江2-5-1
[TEL] 096-364-5161
[FAX] 096-363-1289
[URL] http://www.kumagaku.ac.jp

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※この記事内容は、くまもと経済EX:2010年7月1日発行分の掲載内容です。