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熊大発ベンチャー企業として、 「科学的根拠に基づく健康支援」を
鰍ュまもと健康支援研究所
市町村の保健指導 介護予防プログラムの企画・実施
 熊本大学医学部発のベンチャー企業として「科学的根拠に基づく健康支援」をテーマに創業した鰍ュまもと健康支援研究所。主な事業は、地方自治体(国民健康保険・介護保険)や企業(健康保険組合)などが実施する保健指導・介護予防プログラムの企画・実施評価事業の受託など。10年度は1県、25市町村(医療保険者)、11団体から保健指導プログラムなどの企画・実施・評価を受託した。
健康づくりと地域経済活性化を連動
 同社が2009年に開始した地域総合健康サービス事業「うえきモデル」では、植木健康福祉センターかがやき館を利用し運動すると、ポイントカード「スイカード」にポイントが貯まり、地元商店で使用できる商品券と交換できる。地域住民の健康維持と地域経済活性化の両面に貢献する事業として注目を集め、経済産業省が立案する「産業構造ビジョン2010」にも先進的モデル事業として掲載された。松尾社長は「地域住民の方が施設を利用して運動し、その情報を医療機関などが共有することで病気予防・疾病管理になります。また、貯めたポイントを地元商店で使うことで地元経済への効果も期待できる」という。
買い物で介護予防
 2010年10月には、熊本市植木町のショッピングプラザ「ウエッキー」を運営する協同組合植木ショッピングプラザと連携し、同センター内にデイサービス事業所をオープンした。要支援から要介護1までの軽度者を対象に、介護保険適用メニュー、健康体操、ゲームなどをするほか、スタッフ付き添いで訓練を兼ねて同センター内で買い物することで介護予防につなげる。松尾社長は「買い物でお金のやり取りをすることで老化防止にもつながる。また、地元商店がデイサービス機能を持つことで、地域コミュニティーとしての重要性が高まり、来店客増加にもつながる」と話している。
profile
松尾洋 社長
まつお・ひろし/福岡市出身。1975年生まれの36歳。08年3月に熊本大学大学院医学薬学研究部博士課程修了。趣味は運動
企業DATA
[所在地] 〒861-8046 熊本市石原1丁目11番11号
[TEL] 096-349-7712
[FAX] 096-349-7713
[資本金] 1500万円
[設立] 2006年12月
[事業内容] 保健指導・介護予防プログラムの企画・実施等
[年商] 約1億7千万円
[従業員] 約30人 [在籍有資格者] 保健師、看護師、管理栄養士、健康運動指導士、理学療法士、作業療法士など
[E-Mail] kumamoto-kenkou@kwsi.co.jp

[採用情報]
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※この記事内容は、くまもと経済EX:2011年7月1日発行分の掲載内容です。