トップ Companies くまもと経済EX 2006 21世紀の多角ニーズに挑戦する 総合サービス企業体
くまもと経済EX 2006

熊本の明日を拓く未来創造企業 100の戦略

■製造・農業  ■電力・運輸・建設・不動産 
■情報通信・ICT関連  ■金融・保険・卸・流通・小売  ■ホテル・飲食・サービス  ■医療・福祉・医療関連・教育 
金融・保険・卸・流通・小売
21世紀の多角ニーズに挑戦する 総合サービス企業体
ヨネザワ企業グループ
潟ネザワ/九州・山口に161店舗 メガネ・コンタクト・補聴器の 総合視聴覚専門店
 潟ネザワ(米澤房朝社長)が九州各県、山口県に161店を店舗展開する「メガネのヨネザワ」は、メガネ、コンタクトレンズ、補聴器など健康を支える総合視聴覚専門店だ。
 また、同社はモバイル通信機器(携帯電話)販売事業、広告代理店、飲食店など数社を関連会社としており、常に市場ニーズを逃さないビジョンで経営多角化に成功。熊本を代表する総合サービス企業体の代表企業でもある。
エリア戦略と“誠実”の徹底で 九州ナンバーワンを維持
「メガネのヨネザワ」の店舗展開は九州を一つの“大きな商圏”として捉えている。この商圏内での占拠率アップを常に目指し、さらに“大きな商圏”を5万人で分割した“小さな商圏”内での地域シェア一番店を目標にしている。その結果、九州商圏内のメガネ専門店として占拠率、売り上げ共にナンバーワンを維持し続けている。米澤社長は「私たちの仕事は、メガネを売るだけでなく視力を護ることです。そのため一人ひとりのスタッフがお客様の正しいメガネ選び、お買い上げ後のアフターサービスを徹底しなければなりません」と語る。ダイナミックな店舗展開と、顧客との長く深い関係性を維持し続けるスタッフ一人ひとりの“誠実”が、九州ナンバーワンの根底にある。
基本を重視 『店はお客様のためにある』 創業32周年の決意
今後は新規出店を控え、商圏分析により既存店の移転、リニューアルなど見直しを図っていくという同社。昨年11月には「メガネのヨネザワ新市街店」を移転オープン。既存顧客へのアプローチに加え、市街地の顧客動向にあわせた海外ブランド品など若者向けの商品ラインも拡充し好調な滑り出しを見せている。
 また人材の育成、確保にも積極的だ。これまで販売員の育成に力を注いできたが、これからは同時に経営企画・管理者の育成も行なっていく。また採用に関しては地元採用を強化。店舗を置く各県で地元新卒者を対象に必要に応じた採用を行なっていく。
 「『店はお客様のためにある』という創業精神を忘れず、経験・知識・技術力のすべてを結集し、お客様の眼や耳を大切にお護りするため努力してまいります」と語る米澤社長。今年32周年を迎えた同社は、今後も九州のサービス業界を牽引していく。
潟hゥ・ヨネザワ/電話番号自由化に向け 人材の育成・獲得を強化
 「ドコモショップ」を熊本、福岡、佐賀、大分、宮崎に19店舗展開する
ドゥ・ヨネザワ(米澤義一社長)は潟ネザワの「OA通信事業部」として
発足し、平成11年に独立法人化、設立8年目を迎えた現在では従業員267人を抱える熊本のモバイル通信機器販売事業の大手に成長した。
 「モバイルナンバーポータビリティ(携帯電話メーカー間の電話番号共有化)」の実施を控え、携帯電話業界では競争激化が予想される。同社では対策として「サービスの“質”を高め、地域ごとの特色に合わせた店舗運営を行なっていきます」また「人材育成と新たなスタッフの確保が急務です。これからはマニュアル通りの接客ではなく、お客様一人ひとりの細かいニーズに“気づき”、それに対応できる主体性をもった人材が必要です」と話している。今後は、新卒者の採用も積極的に行なっていく方針だ。
 また人材育成の一環として定期的な研修を行い、接客のステップアップとリーダーシップの啓発に力を入れている。「常に向上心を持ち、成長していくスタッフを伸ばしていきたい」実際に入社2年目で“店長”に就任したケースもあるという。
 また同社では「顧客満足」の実践はまず「従業員満足」にあると考えている。設立以来、高い数値目標を設定しているがそれを毎年達成。その結果、社員旅行を実施している。「企業の発展を目指すには従業員への感謝心が必要不可欠です」同社の想いは従業員へ伝わり、今日も顧客への笑顔に変わっていく。
 2006年末にはコア店舗である「東バイパス店」を移転リニューアル。同店はスタッフ数、フロア面積、携帯端末設置数ともに熊本県下最大級となる。また福岡県糟屋郡宇美町にも「20」店舗目となる「宇美店」をオープンする。
 「設立8年目で店舗スタッフの平均年齢が20歳代とまだまだ若い企業です。今後も従業員が一丸となり、地域シェアNO.1を目指していきます」熊本の“元気企業”の1つとなった同社の基盤は、“従業員”そして“顧客”、企業に関わる“一人ひとり”への思いやりである。`
潟Aドコム/“効く”プランを提案する 広告プロ集団
 広告代理店業の潟Aドコム(吉住雅明社長)は、東京都のレッドライスメディウムと業務提携、インターネット事業に取り組んでいる。またショッピングサイトの開設・運営のコンサルタントや西日本新聞WEBサイト上での動画広告配信も行っている。今年度は、NHKエンタープライズとの共同制作で「プロジェクトX」的企業ドキュメンタリーシネマを有力企業へ提案していく。出版業界では、携帯サイト「コマップ・ナビ」が若者の間で人気を博している。いろいろな特典が得られる「コマップクーポン」や「携帯サイトdeオークション」が好評。また九州一円で30万部発行する「健康情報季刊誌 e-ライフ」は、健康志向の強い主婦層を中心に注目されている。
 また、店舗設計・施工・ディスプレイなどのプロデュース業、今年4月には新たに「企画事業部」を立ち上げ、音楽を中心としたプロモーションを企画・立案する。同社では「私どもアドコムは、生活者“視点”での提案を行い、広告のプロとして“効く”プランをご提案します」と話している。
潟Sルフドゥ・九州/ゴルフの3世代スポーツ化 を目指す
 潟Sルフドゥ九州(野瀬田隆社長)は『全国FC 中古リサイクルショップ ゴルフドゥ』の九州(長崎・沖縄以外)展開を行っている。
 『九州No.1のゴルフ企業』を目標として顧客一人ひとりに合ったゴルフライフの提案を行なっている同社。現在、路面店15店舗(うちFC2店舗)、ゴルフ場インショップ1店舗の合計16店舗を展開しており、中期計画では路面店36店舗(うちFC10店舗)、ゴルフ場インショップ2店舗の合計38店舗の出店を目指す。九州内での絶対的な認知度獲得を視野に出店計画を
進めている。 
 「ゴルフ人口の拡大に向けた活動も積極的に展開していきます」レッスンはもちろん、様々なビギナー向けのイベント、放送媒体と提携した企画等を実施することで、これまでのようなアスリートのみではなく“もっとカジュアルに”ゴルフを楽しむことのできる環境を整えている。「『3世代で一緒に楽しむことができるスポーツ』として確立していきたいですね」と、野瀬田社長は語っている
潟宴Cツガラージュ/『東バイパス2号店』オープンで 更に上質な輸入車を
 「新車はどこよりも安く、買取りはどこよりも高く、中古車はどこよりも上質に」をモットーに商品を提供する潟宴Cツガラージュ。「必ずあなたの欲しいクルマをお探し致します」と語る澤田勇人社長。
 同社では、ブランド維持のため外観だけの極上車や事故車、メーター巻き戻し車は、一切取り扱わない“当り前”の遵守を基本とし、永年にわたって顧客に、「安心と安全」で「本当に良い車」を「適正な価格」で提供し続けている。
 今年新たに2号店を東バイパスにオープンする。「今迄お世話になったお客
様には、より一層の感謝の気持ちを込め、また新たな出会いをさせて頂くお客様にも、更に進化し続ける『積極的なサービス』で『笑顔を付加した商品』をご提案させて頂く努力を怠らないことを誓います」と、澤田社長の言葉に自信が感じられる。日々の生活に密着したカーライフというカテゴリーの中で、ハイクラスなエージェントとしての社会的ステータス性を高め続けていくライツガラージュに、注目が集まっている。
潟Wャパン・ヌードル・コミュニケーションズ/ラーメンを通した”ふれあい”の場を空間演出
 「ダイエー熊本下通店」8階で「ラーメン城下町」を運営している潟Wャパンヌ
ードルコミュニケーションズ(谷口章一郎社長)。施設内で展開出来るラーメン店の味・空間・雰囲気を含めたブランド構築と、顧客に支持される特化型複合店作りを目指している。
 「来店するたびに何かが変わっているという、お客様が期待を寄せる“鮮度”。それをいかに継続、維持することができるかが成功のポイントだと考えています」競争に勝つためには、人々の注目を集めるための戦略や仕掛けはもちろん必要だが、人も店も、ブランドも常に“鮮度”がなければ、いつかは飽きられる。同社は3年間の経験の中から培ってきた、複合ラーメン店という特殊形態におけるマーケティングを活かし常に“マチの鮮度”を保ち続けている。また『食の娯楽施設』を通じた、人々の“触れ合いの場”の演出を
基本と考えている。今後も施設の充実、より細やかなサービスに努め、コミュニケーションスペースにふさわしい環境づくりを目指し続ける。
城南観光梶^雄大な丘陵がプレーヤーを 包み込む “27の静穏”
 今年で3期目を迎えた城南観光(米澤義一社長)が運営する「くまもと城南カントリークラブ」(下益城郡城南町藤山)。丘陵地の起伏と十分な広さを生かしたアウト・イン18ホールは、コースレイト74.6で熊本一の戦略性を持っているチャンピオンコースだ。広いフェアウェイは造形的にも美しく穏やかな印象を与え、多くのプレーヤーを魅了する。またキャディ付というのも嬉しい。またファミリーコース9ホールは、初心者でものびのびとセルフプ
レイが楽しめる。
 7月中は夏祭りを実施。ショートホールのワンオンチャレンジや、一組分
の食事をかけたバーディトライなどが楽しめる。またプレイ後は併設の「城
南温泉」で汗を流すのがお勧め。天然100%のかけ流し温泉で、良質な湯質は老若男女問わず好評という。
 ゴルフの真剣勝負に、また御家族連れのドライブに、是非1度足を運んでみてはいかがだろう。
『伍乃40(ごのよんじゅう)」運営の(有)ヘキサゴン/ビジネスマンを癒す 「本格炊き込みご飯」」と「旬の炙り」
 長安寺通り沿いにある伍乃40(米澤義一社長)。名水の里・菊池から取り寄せた米を、南部鉄の大きな鉄釜で炊く「炊き込みご飯」は、疲れたビジネスマンを癒す“ホッ”とする味。水にもこだわっており還元水を使用、その水が料理のおいしさを引き出している。その他、臭みがなくさっぱりとした味わいの「南都豚」や塩加減や干し方にもこだわった「牛深の一夜干し」、そのほか旬の鮮魚や松茸など厳選素材で作った“おとなの味”がそろう熊本名店の1つ。
潟hアポケット/5月からネットシネマ 配信事業を開始:
 潟hアポケット(高木謙一社長)はIT関連商品・サービスの開発・販売を提供することを基本業務として04年7月に設立された新鋭企業だ。
 国内初のハードウェア認証によるリモートアクセス機器「Cool Gate(クールゲート)」を輸入発売し、現在では外国人スタッフも加わり中国、韓国、
オーストラリアなど海外との取引も増えている。また新たに商品開拓部門を設置、IT関連商品に限らず、食品・雑貨に至るまで様々な商品輸出入業務も
手掛ける。5月からはネットシネマ配信事業会社の買収により新たなサービス提供も開始した。
 既存の業態に左右されない自由な発想で「常に進化中、常に新しい」企業を目指している。
企業DATA
[所在地] 潟ネザワ/〒862−0950熊本市水前寺6丁目1番38号
[TEL] 096−381−0606
[FAX] 096−387−5115
[資本金] 9064万円
[設立] 1974(昭和49)年5月
[事業内容] 眼鏡販売、携帯電話販売、広告代理店業、ゴルフ用品販売、車販売、飲食店経営、ゴルフ場など
[年商] 105億円
[代表者] 米澤房朝
[従業員] 858人(06年3月時点)
[URL] http://www.yonezawa-web,co.jp
[出先] 山口、福岡、佐賀、長崎、大分、熊本、宮崎、鹿児島
[関連企業] 潟hゥ・ヨネザワ、潟Aドコム、潟Sルフドゥ・九州、潟宴Cツガラ−ジュ、潟Wャパン・ヌードル・コミュニケーションズ、城南観光梶A(有)ヘキサゴン、潟hアポケット

[採用情報]
●募集要項:潟ネザワ/販売職(店頭・外商)
●応募資格:平成17年3月〜平成19年3月に大学を卒業または卒業見込みの者、既卒者も対象とする。要普通免許
※この記事内容は、くまもと経済EX:2006年7月1日発行分の掲載内容です。