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潟eレビ熊本  
 緒方悟  (オガタサトル)

  社長
プロフィール
三重県出身、1937(昭和12)年10月8日生まれ、67歳。57年葛、同テレビジョン入社後、67年8月潟tジテレビジョン入社。報道局報道部在籍、その間ニューヨーク支局に5年在勤。97年6月ソフト制作本部役員待遇エグゼクティブプロデューサー兼潟tジクリエイティブコーポレーション専務取締役退職後、同月潟eレビ熊本社長に就任。趣味はゴルフ、スキー、映画鑑賞。
「柔らかな頭」−デジタル化時代のTKUの可能性探る
 昨年開局35周年を迎えた潟eレビ熊本は、視聴率では平成15年7月から、全日は40週連続1位、ゴールデン・プライムも僅差でのトップ争いを続けている。また、営業面でも本社、東京、大阪、福岡の各支社共に地区投下の売上シェアー30%を越える成績で、大きく売り上げを伸ばした。緒方社長は「制作と営業は車の両輪。ようやく歯車がかみ合ってきたようです」と状況を評価する。特に「地元のニーズや県民の関心事についていち早く対応できるフットワーク、臨機応変に対応できる柔軟な編成に取り組んできました」と話すように、同社が発信した全国ニュースが、FNSグループの月間最優秀賞を二回受賞、ローカルニュースの視聴率も各時間帯で圧倒的な強さを見せ、「ニュースに強いTKU」の足場も固まってきた。しかし緒方社長は「安心はできません」と気を引き締める。その視線の先には、来年12月から始まる地上波のデジタル放送があるからだ。約60億円の投資に加え、2011年のアナログ停波まで続く並列放送の高いランニングコストは、従来の経営環境をも一変させる。  今年の年頭あいさつで「柔らかな頭」をキーワードとして掲げた緒方社長は「今現在の状況を常にチェックし、見直しながら事業を進める必要があります。それぞれのセクションにおいて常に何かを探し、自己満足にならないようにしなければ、デジタル時代を乗り切るのは困難です」と説明。業務局を新設しデジタル化のための社内連携の強化を図るほか、放送と通信の融合を含めた新たなコンテンツづくりにも着手、“新時代のテレビの可能性”探求にチャレンジする。
8615592  熊本市徳王町440番地  TEL0963543411  FAX0963263022  http://www.tku.co.jp

 

設立/19683月 開局/19694月 資本金/3億円 事業内容/民間放送業 従業員数/81人 支社/東京、大阪、福岡

 

関連会社/TKUIN、褐F本リビング新聞社、葛繽Bコムネット、TKU西日本文化サークル
※この記事内容はくまもと経済3月号(2005年2月28日発行分)の掲載内容です。