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Leaders 2013熊本のトップ群像

ジェイアンドジェイ  
 松山 勝幸  (まつやま かつゆき)

  社長
地域ごとの食の提供に取り組む各エリアの調理長と。中央が松山社長
地域ごとの食の提供に取り組む各エリアの調理長と。中央が松山社長
プロフィール
熊本市水前寺出身。1944(昭和19)年9月29日生まれ68歳。熊本商業高校卒。大阪の民間企業勤務の後、69年且屋入社。52年から日南、柳川、八女、中津、行橋の各店長を経て、55年レストラン事業部長、57年グルッぺ取締役。91年の潟Wェイアンドジェイ設立と同時に代表取締役専務、96年11月代表取締役社長に就任。趣味は釣り、読書
地域密着の店づくりで九州の“うまかもん”を提供
 熊本県内をはじめ、九州および山口、広島各県に「十徳や」「寿里庵」「さかな市場」「とっぺん」など80店舗を展開する居酒屋チェーンの潟Wェイアンドジェイ。同社では「地元の安心・安全な食材の提供」を掲げ、地元で採れた活魚や農産物など、九州各地の新鮮な郷土の食材を使った店づくりに力を入れる。同社では一昨年から天草で採れた新鮮な活魚と鮮魚を自社便での仕入れをスタートし、各店での提供を開始。昨年は、熊本市街地の「さかな市場」、「十徳や」の店舗を「天草活魚の店」としてリニューアル。広島や福岡の店舗でも自社便による天草活魚の提供を拡大し、熊本・天草の新鮮な旬の地魚を味わえる店として好評を得ている。また地域に合わせた食の提供では現在、各店で和食御膳などのランチ提供をスタートし、地元の魚を使った和食などで家族客などにも好評。今期(2013年2月期)決算の増収増益につながりそうだ。また地元の農産物を見つめ直そうと立ち上げた農業生産法人JJファームでは食と農の連携に取り組むと共に、今年は新たな地域密着型店の展開も計画している。さらに出店計画では各地域のエリアドミナント化を進め、福岡・山口・広島などで店舗展開を加速する方針だ。
 「その地域にある食材をあらためて見つめ直しながら、郷土の食材を使った味、料理を提供する地域密着の店づくりに邁進したい」と語る松山社長。地元で採れた新鮮な海産物や旬の農産物を使い、地域ごとに合わせた料理を生み出す地域密着の店づくりで、さらなる顧客満足度の向上に磨きをかける。
〒860-0047 熊本市西区春日7丁目19-34 TEL096(323)4585 http://www.jandj-food.co.jp/
設立/1991(平成3)年12月 資本金/4億8300万円 事業内容/居酒屋「十徳や」「寿里庵」「さかな市場」「とっぺん」「徳や十兵衛」「情熱酒場」のチェーン展開 売上高/63億3000万円(24年2月期決算) 従業員数/190人 店舗/十徳や、寿里庵、さかな市場、徳や十兵衛、とっぺん、全80店舗 関連会社/鰍iJファーム
※この記事内容はくまもと経済3月号(2013年2月28日発行分)の掲載内容です。