トップ Leaders 熊本のトップ群像 FBグループ藤本物産
Leaders 2013熊本のトップ群像

FBグループ藤本物産  
 藤本 泰弘  (ふじもと やすひろ)

  専務
プロフィール
1975(昭和50)年8月13日生まれの37歳。熊本市出身。98年九州東海大学卒業後、同社入社。04年営業三課(野菜部)課長、06年果実部次長、07年同部長、08年常務、09年専務
生産から販売までの一貫体制こそ成長ビジョン
 「生産から流通、販売までの一貫体制」―これこそが、藤本物産を核としたFBグループの成長ビジョンだ。
 グループ内で生産機能を担うのが、潟tレッシュダイレクト。西原村と八代市に事業拠点を持ち、野菜メインに安全で新鮮な農産物の商品開発を手掛ける。同社では、地元における豊富な生産者とのつながりを生かし、より高品質で付加価値の高い商品を生み出している。また、加工やパッケージングを担うのが、同じくグループ会社の潟tレッシュ工房だ。同社では青果物の加工やパッケージングを手掛ける。本社向かいにあるフレッシュセンターでは、外食産業や福祉施設、学校給食など、それぞれのニーズに応じ野菜をカットし納品。独自の衛生管理システムでカット野菜やフルーツを製造する。さらに、潟Pイ・エフ物流は24時間・年中無休で物流業務にあたり、業務効率やコスト削減を追求しながら、より新鮮な食材を配送する。販売部門では、百貨店やスーパーなど県内13カ所に直営店を置いており、時代とともに多様化する消費者ニーズを捉えたアンテナショップとなっている。
 「青果物流通の川上から川下までをグループ内で展開していくというのが当社の方針。本格的な高齢化社会で生産者が減少していく時代の中で、今後は生産部門に力を入れ、売り方のノウハウを生かしながら、消費者のもとへ高品質な商品を届けたい」。FBグループをリードする藤本泰弘専務は、青果物のトータルコーディネートを通じ、食のリーディング企業を築いていく決意だ。
〒860-0058 熊本市西区田崎町414-12 TEL096(354)1335 FAX096(353)6452 http://www.fjmt.co.jp
創業/1948(昭和23)年6月 設立/1962(昭和37)年12月 資本金/3600万円 事業内容/青果物の仲卸および小売、生産地からの直接仕入れ・販売・輸入青果物の卸、バナナの着色加工、ドライフルーツ類の卸、青果物の加工業務 直営店/熊本交通センター店、くまなん店、県民百貨店、薄場店、芦北店、子飼店、清水店、泗水店、武蔵ヶ丘店、人吉店、御船店、みずき台店、柳川南店 支店/九州中央支店 グループ会社/潟tレッシュダイレクト 潟tレッシュ工房 潟Pイ・エフ物流 グループ売上高/142億円(2012年5月期) グループ従業員/320人
※この記事内容はくまもと経済3月号(2013年2月28日発行分)の掲載内容です。