Leaders 2013熊本のトップ群像

金剛  
 谷脇源資  (たにわき げんし)

  会長
プロフィール
谷脇源資 会長
たにわき げんし
徳島県美馬市穴吹町出身。88歳。大阪市立実業学校卒。昭和26年1月社長、平成3年会長就任。趣味はゴルフ。熊本日豪協会名誉会長


谷脇ユミ子 取締役
たにわき ゆみこ
熊本市出身、82歳。熊本信愛女学院高校卒。平成3年取締役(相談役)就任。潟zテルサンルート熊本会長


田中稔彦 社長
たなか としひこ
佐賀県伊万里市出身。53歳。熊本大学工学部卒。1982年熊本県民テレビ入社、02年報道部長、08年6月営業局次長として退社。同年8月金剛鰍ヨ、09年4月副社長、同年10月から社長就任
グループ間の協力体制を強化 ニュービジネス創生を目指す
 「安心と先進で社会文化に貢献する」の企業理念を掲げる金剛梶B田中社長就任からやがて3年半。「理想論のように聞こえるかもしれないが当社の企業理念が私たちの第一義的な社会的使命。社会から必要とされる会社かどうかが会社の存在理由だと思う。利益はそのための手段だと考える」と言い切る。
 昨年には、熊本駅前の森都心プラザの図書館や大学としては国内最大の蔵書数を誇る福岡大学の図書館の書庫システムなどを施工するなど国内の主要な図書館、文化施設、公共施設への施工実績を持つ同社の仕事は、極めて社会性の高い業務領域へ達している。さらに阪神大震災、東日本大震災を経て、同社の製品の免震技術は高い評価を受けるようになり、これからの震災を想定した国土の強靭化において欠かせない製品群と言えよう。
 「今後はグループ間の協力体制を高めニュービジネスの創生を目指したい」と現業から派生するソリューションビジネスに対応した新規事業の立ち上げを模索している。キーワードは「エネルギーの効率化」。これまでの工場操業で培ってきたノウハウを、小回りの効く関連企業で実践、商品化を目指すというシナリオだ。
 「これまで社長就任以来、景気の逆風の中で幸いにして好業績が残せた。今期は、これまでになく厳しい状況だが、収益確保に向けて最善を尽くす」と決意を語った。
〒860-8508 熊本市西区上熊本3-8-1 TEL096(355)1111 http://www.kongo-corp.co.jp/
創業/昭和22年 資本金/6000万円 事業内容/オフィス、文化施設関連設備の製造・販売 売上高/84億200万円(2012年9月期) 従業員数/300人 関連会社/潟Rンゴー測器、鰍jTS、潟Aスカ、葛熏сrル、褐莓ニ屋、潟zテルサンルート熊本
※この記事内容はくまもと経済3月号(2013年2月28日発行分)の掲載内容です。