トップ Leaders 熊本のトップ群像 熊本県経済農業協同組合連合会(JA熊本経済連)
Leaders 2014熊本のトップ群像

熊本県経済農業協同組合連合会(JA熊本経済連)  
 上村 幸男  (うえむら ゆきお)

  代表理事会長
プロフィール
1944(昭和19)年9月生まれ69歳。菊池郡菊陽町出身、県立菊池経営伝習農場卒業。96年JA菊池代表理事常務、99年同代表理事副組合長を経て2005年6月代表理事組合長、JA熊本経済連理事、熊本県農業信用基金協会会長理事、08年6月JA菊池会長理事、JA熊本経済連代表理事会長就任。趣味は、ゴルフほか
「モデル圃場」「農家れすとらん」と新たな農業を創出へ
 「これまで『販売力の強化』を重点課題に取り組んできたが、今後は『販売力の発揮』へともう一歩進めていく」と語る上村幸男代表理事会長。
 「くまもと農畜産物統一ブランドマーク」の販売戦略も5年目に入り、東京、大阪などの大消費地で浸透、販売額が増加している。さらに海外輸出に向けて、会長自ら香港などへの売り込みや褐F本畜産流通センターも対米輸出基準の獲得に向け準備をしている。
 「組織の意識改革を掲げ、常識への挑戦の連続」と語る上村会長。若い頃に米国からの招待で、現地を視察・研修し、大変感銘を受けた経験があり、2年前から先進地オランダへ視察研修団を派遣している。新しい農法の確立のため昨年、熊本市北区植木町に「高度生産技術モデル圃場」を建設した。数値データに基づく新栽培技術で高品質トマトの計画生産と生産性向上を図る。昨秋には、熊本の農畜産物を提供する農家れすとらん「しのじの」を下通1丁目にオープンした。
 米の見直しを含めた農業政策の変更やTPP問題など農業を取り巻く環境は大きく変化している。「TPPには反対だが、国際化は避けられない。そのためにも生産現場を強化し持続可能で、農家が希望の持てる農業産地を築く必要がある。新たな農業の方向性を示せれば、新たな担い手も増えてくる」と次代へ農業を引き継ぐため先頭に立つ。
〒860-8528 熊本市中央区南千反畑町3-1 TEL096(328)1115
http://www.jakk.or.jp/
設立/昭和26年4月1日 資本金/40億1,699万円 事業内容/農業関係販売、購買事業 総取扱高/1,840億円(平成24年度) 役員/代表理事会長 上村幸男(理事12人、監事4人) 職員数/290人 事業所/東京、大阪事務所、名古屋、福岡出張所ほか6事業所 関連会社/潟Gーコープ熊本、熊本くみあい運輸梶A褐F本蛋白ミール公社、褐F本畜産流通センター、ユーユーフーズ梶A熊本パールライス梶A熊本クミアイプロパン梶Aジェイエイ北九州くみあい飼料梶A熊本プリマ
※この記事内容はくまもと経済3月号(2014年2月28日発行分)の掲載内容です。