トップ Leaders 熊本のトップ群像 鰍rora Farmgroup
Leaders 2014熊本のトップ群像

鰍rora Farmgroup  
 上中  國雄   上中 智晴  (うえなか くにお   うえなか ともはる)

  社長   常務
プロフィール
Kunio Uenaka
八代郡鏡町出身。1947(昭和22年)9月12日生まれの66歳。12年間、職人として修業し、74年、畳表製造、販売の上中織機製作所を創業。99年青果業参入、09年北新農園、10年、ハレノヒファーム設立し同年、うえなか会長に就任。青果業参入以来、売上アップを目指し管理体制を強化するなど目標達成に向け数々の改革を打ち出す

Tomoharu Uenaka
八代郡鏡町出身。1975(昭和50)年生まれの38歳。中国の貿易関係の企業に4年間勤務後、2000年うえなか入社、同年、同社取締役就任、10年うえなか社長に就任。13年モスファーム熊本社長。趣味は空手、サッカー
今年3月、八代市鏡町宝出に選果場兼本社事務所完成へ
 トマトなど青果物卸売の農業生産法人鰍、えなかは昨年10月、同社含め関連6社で組織する鰍roraを設立した。そして今年3月、Soraの新選果場兼本社事務所が同市鏡町宝出に完成、同時にグループ全体でハウス8棟(約4ha)増設し、計25棟・約12haの農地で新たなスタートを切る。上中國雄社長は完成を控え「来年度は約2千トンの生産量を目指す」と次なる目標を掲げた。
 Soraの中で最も長い歴史を持つうえなかは今年、創業40周年を迎えた。畳表製造、販売の上中織機製作所として創業した同社が、青果業に参入したのは今から15年前。「畑違いの青果業に参入した当時は、売り方も選果の仕方も知らなかった。当初は九州すべてのスーパーを周るなど、苦労の連続だった」と当時を振り返る。そして06年、農業に参入。安定した収入が見込めるスーパーや外食産業などとの契約農家として取引を着実に増やし、現在、関西、関東、東北の大手量販店へトマトなどを卸している。昨年、同社のトマトの品質、安定的な供給量が評価され、モスバーガーを展開する潟cXフードサービスとの共同出資により農業生産法人潟cXファーム熊本が誕生。昨年7月には青果物輸送を行う潟Gヌ・ケーラインを設立し、グループ会社で生産から物流まで一貫して行うシステムが完成した。また今年はスペインのトマト農家への視察も実施。「これからの時代は味にこだわっていかないと生き残れない。おいしいトマトづくりを追求していく」と今後の課題を語り、社員全員で次なる目標実現に向け取り組む考えを示した。
〒869-4221 八代市鏡町宝出1042 TEL0965(53)9006 FAX0965(53)9096 
http://www.hikaritomato.jp/uenaka-top.html
創業/1974(昭和49)年 資本金/600万円 事業内容/トマトなど熊本県産青果物卸売 グループ従業員数/90人《Sora Farmgroup》農業生産事業/農業生産法人鰍、えなか(上中智晴社長)、農業生産法人竃k新農園(中本力太社長)、農業生産法人潟nレノヒファーム(董艶秋社長)、農業法人且R一ファーム(山本一秀社長)、農業生産法人潟cXファーム熊本(上中智晴社長) 物流事業/潟Gヌ・ケーライン(西川智社長)
※この記事内容はくまもと経済3月号(2014年2月28日発行分)の掲載内容です。