トップ Leaders 熊本のトップ群像 TAKASUGI
Leaders 2014熊本のトップ群像

TAKASUGI  
 平島 孝典  (ひらしま たかのり)

  社長
今年1月、高橋稲荷神社の初詣で社員と(前列左から5人目が平島社長)
今年1月、高橋稲荷神社の初詣で社員と(前列左から5人目が平島社長)
プロフィール
1950(昭和25)年1月23日生まれの64歳。福岡県久留米市出身。98年に熊本タカスギを設立。2008年、今後の事業展開へ向け、社名をTAKASUGI鰍ノ変更。同年9月に久留米支店、2010年9月に福岡店を開設。趣味はゴルフ
社内組織強化で増税後の強い会社づくりを
 本と福岡を事業基盤に年間170棟を手掛ける同社。昨年は、今年4月に控えた消費税増税による駆け込み需要で、分譲や注文住宅を含め受注は好調に推移、特に全体の約3分の1を占める久留米・福岡での伸びが堅調だった。
 「ここ数年は、社員数を80人まで増やすなど事業拡大路線を続けてきたが、増税後は社内組織の強化に努め、中長期的な戦略で強い会社づくりを築いていく」。平島社長はこう語る。同社は昨年10月、熊本銀行を引受先とした保証付き私募債1億円を発行。これは同社初の起債となり、今年度の本社改装や久留米支店の新築移転などの投資に充てるという。久留米支店は5月に完成する予定で、旧事務所(久留米市上津)が手狭になり、また今後の事業拡大に向けた体制を強化するのが狙い。移転先は同市小森野で約1千uの敷地に、2階建ての支店事務所を新築する。
 同社の売上を見ると、昨年5月期が前年比30%増の51億円、そして中期経営計画の最終年度にあたる今年5月期決算では、前期並みの売上と180棟の受注を見込む。昨年末に策定した新たな計画では、今後は組織力の維持強化への転換を図り、売上高は当面70億円が目標だ。「福岡県における市場がまだまだ拡大すると見ている。将来は福岡県だけで30億円の規模になるのではないか」と平島社長。地場住宅メーカーで屈指の知名度を誇るタカスギ鰍ヘ、先を見据えた事業展開でさらなる飛躍を目指す。
〒862-0962 熊本市南区田迎5-4-6 TEL096(214)3771 FAX096(370)7311 http://www.takasugi.co.jp
設立/1998(平成10)年12月 資本金/3千万円 事業内容/宅地建物取引業、住宅販売、建築工事業、損害保険代理店業、リフォーム業 従業員/80人 出先/注文住宅事業部(熊本市南区田迎5-7-6 2F)久留米支店(久留米市上津1-23-11)福岡店(大野城市川久保3-7-35)売上高/51億円(2013年5月期)
※この記事内容はくまもと経済3月号(2014年2月28日発行分)の掲載内容です。