�潟qューマン  
 工藤　正也  （くどう　せいや）

プロフィール

合志市出身、1956（昭和31）年2月25日生まれ、58歳。熊本工業高校卒。「スピード」をモットーに社業に取り組む

付加価値の高いサービスを

　半導体、半導体製造装置、精密機器、輸送機器など製造業を中心に技術力・人材力でサポートしている�潟qューマングループ。セミコンテクノパークの本社に３つのクリーンルーム（自社製造工場）を備える同社は、各種産業用装置の設計、製作、据え付け、立ち上げまでを一貫して行う体制を構築。和水工場では静電気による電気ストレスへの耐性を測定する半導体のＥＳＤ検査を実施するなど、幅広いサービスを提供している。
　関連会社の�鞄d研テクノルでは、初期導入費用を抑えながらＬＥＤ照明などの省エネ設備を導入できるＥＳＣＯ（エスコ）事業を展開。太陽光発電なども含め、総合的な省エネ設備の導入で実績を重ねている。
　工藤社長は「今年は勝負の年。既存の事業を深化させて付加価値を高めると同時に、営業エリアの拡大を図りたい」として、県外展開に乗り出す方針だ。
　また昨年、同社を含む熊本に拠点を置く機械加工メーカーなどで「ＭＩＫＩ５００」を設立。会長の工藤社長は「高い技術を結集することで技術領域を拡大し、受注増加につなげる狙い。メーカー様へのプレゼンなどを重ねており、見積もりや交渉段階の話もある。現在14社だが、20社くらいまで増やしたい」と語り、熊本発のビジネスモデルとしてブランド化を目指している。