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褐F本ホテルキャッスル  
 斉藤 隆士  (さいとう たかし)

  社長
左から取締役管理本部長 岩田憲二、専務取締役総支配人 横山雄治、代表取締役社長 斉藤隆士、常務取締役総料理長 川上洋信、取締役販売支配人 西村浩二、常任監査役 安楽純一
左から取締役管理本部長 岩田憲二、専務取締役総支配人 横山雄治、代表取締役社長 斉藤隆士、常務取締役総料理長 川上洋信、取締役販売支配人 西村浩二、常任監査役 安楽純一
プロフィール
1942(昭和17)年8月29日生まれの71歳。大分県竹田市出身。四川料理の第一人者・故陳建民氏に師事。建民氏が我が子・陳建一(料理の鉄人)を託した愛弟子の一人である。75年、33歳で新装なった熊本ホテルキャッスル「桃花源」の中国料理長となり、以来、本格四川料理の真髄は全国の中国料理業界に大きな影響を与えている。「自由民主党総裁賞」「日本食生活文化賞」「厚生大臣賞」「陳建民アカデミー賞」「現代の名工」「黄綬褒章」など数多くの表彰を受けている
タイプの異なるバンケットを揃える
 「昨年までは年間2組程度だったのがこの5カ月間で17件もの予約を頂きました」。地階の「はなしょうぶ」を昭和50年の開場以来の初の全面リニューアル、「クリスタルホール」としてリデビューし成果を上げている。まず通路の壁を移動して広さを確保した。壁面に鏡を用いながらも伝統的な落ち着いた色調で統一、絨毯の絵柄には肥後六花の「つばき」「さざんか」など熊本ゆかりの野の花4種類をあしらい華やかさと幸福感を演出している。2階の「キャッスルホール」、11階の「トゥールドシャトー」と合わせ全くタイプの異なる披露宴を演出できるバンケットが揃い総合結婚式場としての強みをフルに発揮する。
 婚礼組数も従来の水準を回復、今期で26年連続の黒字決算をキープ、念願の累積赤字(22億円)ゼロを達成できそうだ。「8年前から段階的に進めてきた館内リニューアルも1階のクラブ“エルドラード”を残すのみとなりました」と最後の施設計画を検討中という。
 「来期からは昭和35年のホテル設立時の社名“熊本振興”の精神に則り地元のホテルとして新たな船出をしていきます。地域に信頼されるホテルを目指しキャッスルらしさを出していきたい」と原点に返り厳しい業界の荒波を乗り切る覚悟だ。
〒860-8565 熊本市中央区城東町4-2 TEL096(326)3311 http:www.hotel-castle.co.jp
設立/1960(昭和35)年4月20日 創業/1960(昭和35)年10月16日 資本金/9億6,000万円 事業内容/ホテル業、政府登録ホテル 売上高/37億円 従業員数/227人 役員/代表取締役社長 斉藤隆士、専務取締役総支配人 横山雄治、常務取締役総料理長 川上洋信取締役 與縄董、上野景昭、吉村浩平、長野和男、出田敬雄、古荘貴敏、本松賢、藤井章生、榎田孝明、久我彰登、浅山弘康、西村浩二、岩田憲二常任監査役 安楽純一、監査役 横江健次、甲斐 博(以上在熊役員)、顧問 水橋仁、調理顧問 善家繁、佐々良清
※この記事内容はくまもと経済3月号(2014年2月28日発行分)の掲載内容です。