�潟激Cメイ藤井  
 藤井　章生  （ふじい　あきお）

プロフィール

熊本市出身、1966年5月30日生まれの47歳。熊本高校ー早稲田大学商学部卒。旧日本長期信用銀行、西日本リース興発�葛ﾎ務を経て、2001年に�潟激Cメイ藤井入社、04年専務、06年9月に社長就任。趣味は音楽鑑賞

反転攻勢とイノベーション

　Ｒ（レイメイ藤井らしい）Ｉ（イノベーションに）Ｃ（チャレンジしよう）という思いを込めた中期経営計画ＲＩＣ２０１４ー２０１６が今年度からスタート。特に今年度は「反転攻勢とイノベーションを同時に進めよう」をスローガンに掲げる。洋紙・家庭紙は円高時の輸入紙攻勢の圧力が、現在の円安により緩和され復調に。事務機部門は、官公庁の予算削減の影響を受けてきたが、今期は学校ＩＣＴの推進、ＸＰ問題などの追い風により順調に売上を伸ばしている。文具部門は、新店が売上に寄与する一方で既存店が伸び悩むという状況が続いているが、新商品開発に余念がない。昨年６月には手足を曲げて好きなポーズを作れる人間型ＬＥＤブックライト「ライトマン」を発売、この約半年で12万個を売上げる大ヒット商品となった。根強いファンが多いオリジナルシステム手帳の「ダ・ヴィンチグランデシリーズ」では、磨くと宝石のような艶がでる革を使用した「ロロマクラシック」と生態系の環境保護を意識したエゾシカの革を使用した「エゾディア」を相次いで発売している。
　今年１月下旬には福岡本社ビル１階に各種高速デジタルプリンターや話題の３Ｄプリンターなどの複合ショールームとしては九州初となる「プロダクション　ラボ」を開設、付加価値の高いイノベーションで新たな事業領域を切り拓く。