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Leaders 2014熊本のトップ群像

九州産業交通ホールディングス  
 矢田 素史  (やだ もとし)

  社長
プロフィール
広島県福山市出身、1961(昭和36)年7月25日生まれ、52歳。防衛大学校卒、84(昭和59)年4月陸上自衛隊入隊。93(平成5)年潟Gイチ・アイ・エス入社、98(平成10)年5月関東営業本部次長、00(平成12)年5月社長室長、01(平成13)年9月人事部長、04(平成16)年11月管理部長、05(平成17)年10月九州産業交通褐レ問、同年11月25日付けで社長就任。座右の銘は「人事を尽くして天命を待つ」「等身大の我であれ」
「桜町再開発」、都市計画決定へ
 注目を集める桜町再開発事業。熊本城と庭つづきとなる交流拠点と位置付け、商業施設やシネコンの屋上に「花畑屋敷」をモチーフにした和風庭園を階段状に配置。ホテルやコンベンション施設からは庭園越しに熊本城や阿蘇を望める施設配置とした。2月中旬にホテル、マンション業者を絞込み4月に都市計画決定、9月以降に事業認可、来年度中に権利変換計画認可、来春工事着工の予定だ。
 「魅力的な施設を完成させたい。一方で工事期間中は現ホテルや物販などが営業できなくなる。その手当も仕込まないと」と事業の再編を図る。バス事業は円安の影響で燃料の軽油が高止まり、さらに4月からは消費税対応。そこで4月からは初乗り運賃を130円から150円に改定する。21年ぶりの値上げだ。収益改善策としては、都市間バスのテコ入れを図り採算性のメリハリを付ける。また、北熊本サービスエリア(下り)のリニューアルも計画中だ。
 観光事業は、人気の「にっぽん丸」などのチャーター便を積極的に展開、収益性の高い商品開発にターゲットを絞る戦略だ。
 ランドマーク事業では、飲食、物販で新たな事業の仕込みも睨んでおり、桜町再開発に伴う不動産・テナント管理・イベントプロデュースなどの施設マネジメントの新会社も構想、新たな収益事業の可能性を模索する。
〒860-0805 熊本市中央区桜町3-10 TEL096(325)8229 http://www.kyusanko.co.jp/
設立/1942(昭和17)年8月 ※2006年4月1日から九州産業交通ホールディングス鰍フ持ち株会社の下、九州産交バス梶F一般乗合旅客自動車運送事業、九州産交ツーリズム梶F旅行業、ホテル事業、航空代理店業、ロープウェー事業、九州産交ランドマーク梶Fターミナル事業、商業施設賃貸業、駐車場事業、レストラン・売店事業、商事事業の3社に分割 資本金/10億6500万円 事業内容/グループ会社の事業活動の管理・支援 売上高252億円(2013年9月期グループ連結) 従業員数/1,830人(グループ全体)
※この記事内容はくまもと経済3月号(2014年2月28日発行分)の掲載内容です。