トップ Leaders 熊本のトップ群像 吉村俊一法律事務所
Leaders 2014熊本のトップ群像

吉村俊一法律事務所  
 吉村 俊一  (よしむら しゅんいち)

  弁護士
プロフィール
熊本市出身。1943(昭和18)年4月1日生まれの70歳。九州学院高ー日本大学法学部卒。68年10月に司法試験合格後、判事任官、福岡高裁判事などを歴任し、91年弁護士登録。同年に「吉村俊一法律事務所」を開所。趣味はゴルフ、囲碁(5段格)
法人化も視野に、次世代担う弁護士の育成を
 熊本市中央区本山町の吉村俊一法律事務所は、裁判官としての経験もある吉村弁護士を中心に民事・家事・商事・行政事件など多種多様な問題に対応する法律事務所だ。
 近年、65歳以上の高齢者の割合が増え続ける中、任意後見、財産管理、遺言、相続、消費者被害などの問題が高齢者を取り巻いている。そうした問題には広範かつ専門性の高い法律知識に加え、問題を客観的に分析処理できる能力と経験が必要不可欠である。同事務所ではホームドクター(かかりつけ医)と同様、ホームロイヤーとして幅広い問題をカバーし、継続的な支援を行うことはもちろん、県内の福祉機関や医療機関、各種専門職と連携した支援体制を整えることに積極的に取り組んでいる。「ホームロイヤー契約を結ぶことにより、煩雑な手続きから開放され、安心した生活が送れる」と話す吉村弁護士。
 また同事務所は今後、将来の熊本を担う若手弁護士を育成していく方針だ。「裁判官として20年間勤務をしたことで得られた知識や経験を、次世代を担う若い弁護士たちに伝えていくことが故郷・熊本への一番の地域貢献」と熱意を語る。今後は弁護士を増員することで若手弁護士の受け皿的役割を果たすと共に、組織体としての事務所運営を目指していき、将来的には法人化も視野に万全の支援体制を構築していく。
〒860-0822 熊本市中央区本山町304 TEL096(322)4077 FAX096(354)4628
設立/1991(平成3)年4月業務内容/民事・家事・商事・行政(任意後見契約、継続的見守り契約、財産管理契約等を結ぶことによる高齢者の人権及び財産擁護。遺言の保管と執行。会社経営者の引退、死亡後の円滑かつ有益な経営引き継ぎ等に力を入れている)
※この記事内容はくまもと経済3月号(2014年2月28日発行分)の掲載内容です。