トップ Leaders 熊本のトップ群像 (医)信岡会 菊池中央病院
Leaders 2014熊本のトップ群像

(医)信岡会 菊池中央病院  
 棚平 晃  (たなひら あきら)

  理事長
プロフィール
1938(昭和13)年11月12日生まれの75歳。菊池高校ー熊本大学医学部卒。67年から熊本労災病院に勤務。74年には熊本労災病院に熊本県で初の形成外科を開設。81年からの熊本市民病院勤務を経て、88年から菊池中央病院勤務。専門は形成外科。趣味はゴルフ・テニス・コーラスとクラシック鑑賞。1991年から福岡市の「福岡攻玉木鶏クラブ」、2001年から菊池市の「楽しいことわざ教室」で故事成語などの講義を担当
人の和を大切に、「安心して生活できる菊池」の実現へ
 菊池中央病院は1946(昭和21)年、信岡徳により「信岡病院」として開院し、信岡やう子、信岡博済と引き継がれ、81(昭和56)年、現院名に名称を変更。開院以来、急性期医療・亜急性期医療を提供する医療機関として、地域医療への貢献を目指している。
 「当院はこれまで診療看護部門の充実強化、医療機器設備の充実を図りながら、安心して生活できる菊池を目指し、地域医療と救急医療の分野で心が通った医療が出来るよう努力を続けてきました」と話すのは、昨年4月から理事長に就任した棚平晃氏。「医療の原点は患者さんを治すこと。患者さんとの信頼関係を作り、それから最善の治療を共に考えていく。そしてお互いに納得して治療を進めていくことが当院の基本理念。私は前理事長が築いてきたこの理念を尊重し、人の和を大切にしながら地域の皆さまに愛される病院を目指していく」と抱負を語る。
 棚平理事長の座右の銘は江戸時代の儒学者・佐藤一斎の「少くして学べば壮にして為すあり。壮にして学べば老いて衰えず。老いて学べば死して朽ちず」という言葉。老いて衰えぬためにと、この言葉を胸に刻み日々勉強を続けている。75歳になった今年からは熊本市で「郷土の歴史を語る史談会」、「東洋倫理研究会」に入会するなど多忙な日々の中でも研鑽を怠らない。
〒861-1331 菊池市隈府494 TEL0968(25)3141 http://www.nobuokakai.ecnet.jp/
設立/1946(昭和21)年10月 診療科目/内科、外科、脳外科、小児科、整形外科、形成外科、皮膚科、泌尿器科 病床数/144 職員数/160人 診療時間/平日9:00〜17:00 土曜9:00〜12:00 休診日/土曜午後・日曜日・祝日・年末年始 併設事業所/菊池中央病院居宅介護支援事業所、菊池訪問介護ステーションさくら、菊池中央病院デイケアセンター
※この記事内容はくまもと経済3月号(2014年2月28日発行分)の掲載内容です。