�且O津野建設  
 西尾　剛人  （にしお　たけと）

プロフィール

熊本市西区河内町出身、1945（昭和20）年1月4日生まれの69歳。済々黌高校ー熊本工業大学卒。「お客様に喜ばれる仕事を心掛け誠心誠意努力する」をモットーに邁進。2008年秋の褒章において黄黄綬褒章を受章。2000年〜08年まで（社）熊本県建設業協会建築部会会長。一級建築士

お客様、協力業者との“三方よし”の関係が高い満足を生む

　高度成長期やバブル期、そして「失われた20年」と呼ばれた厳しい時代にも負けずに力強く前進を続け、昨年60周年を迎えた�且O津野建設。「多くのお客様が弊社に信頼を寄せ、指名していただいたおかげ」と西尾社長。全体の９割以上を占める民間工事率と高いリピーター率が同社の特徴だ。
　「工夫と努力次第で『安くて良いもの』はできる。もっと良くすることはできないか常に考え、改善を続けることが大事」と力説する西尾社長。現場では徹底した社内検査体制や、協力業者と一体となった効率的な工程・現場管理により、コスト削減と高品質の両立を実現している。西尾社長自ら時間を見つけては各現場に足を運び、率先して施工品質などをチェックして回ることで、社員や協力業者にも“西尾イズム”が着実に浸透している。数年前からは手形から現金決済に変え、昨年から決済前日の振込を実施。大切なパートナーである協力業者が安心して仕事に集中できる環境を整備したことで、結束力はより強固なものとなっている。これらの取り組みすべてが建物への高い満足度やリピートに結びついている。
　県内のあちこちで同社の建設現場を目にするが、それらの現場一つ一つが「お客様（施主）」と「協力業者」、そして「三津野建設」が織り成す“三方よし”のトライアングルの結晶といえる。