熊本中央信用金庫  
 沼田 雄一  （ぬまた　ゆういち）

プロフィール

1957（昭和32）年2月24日生まれの57歳。八代郡氷川町（旧竜北町）出身。中央大学経済学部卒。80年熊本中央信用金庫入庫。94年本部営業統括部（現業務部）次長、97年新大江支店長、通町支店長、佐敷支店長、業務部長などを経て2004年に理事就任。12年3月専務理事、同6月から現職

９０周年を機に新たなスタートの年に

　１９２３（大正12）年に創業した同金庫は昨年12月５日に創立90周年を迎えた。昨年から八代支店のリニューアルオープンなど各種記念事業を展開してきたが、沼田理事長は役職員に「時の経過をただ祝うのではなく、新しいスタートの年としてとらえて欲しい」と強調する。また、「我々に最も大切なことは金庫を築いてきた諸先輩方へ感謝をし、新たな金庫の歴史をつくり地域の発展に貢献すること」と未来を見据えた節目の年ととらえている。
　現在は、今年度からスタートした第４次中期経営計画において「地域やお客様の期待と信頼に応えよう！」をスローガンに掲げ、さらなる経営基盤の強化と、より地域に密着した金融サービス機能の充実・発揮に取り組んでいる。また、新たな取り組みとして、信用金庫の原点である「相互扶助の精神」を踏まえ、ＣＳ（顧客満足度）マナー研修などの取り組みも開始。本来研修を行う内容ではないが、「当たり前のことを当たり前に行う」と凡事の徹底を促す。来店者が増加している店舗もあり成果が見え始めている。
　今年は第４次中期経営計画の２年目を迎え、さらなる飛躍の年として重要な一年となる。地域やお客様の期待と信頼に応えられるよう役職員が一丸となってその取り組みに邁進する。