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熊本交通運輸  
 住永 金司  (すみなが きんじ)

  社長
プロフィール
上益城郡御船町出身、1947年5月15日生まれの66歳、熊本商業高校卒。72年熊本交通運輸を設立。熊本トラック運輸事業協同組合理事長、益城町商工会会長
次世代につなぐ組織改革を視野に入れ人材育成に着手
 「円安が進み燃料の高騰が続き経営環境を圧迫してきていますが、消費税増税前の駆け込み需要の影響などから、当社の事業も順調に推移しています」と年度の状況を振り返る住永社長。「当社ではコンプライアンスへの取り組み、財務諸表を含めてHP上で公開しており、この情報を見てお声かけいただくお客様が増えているようです」と営業面での傾向を説明する。
 “信用・信頼”を経営方針の柱に据える同社では、住永社長の言葉通り、コンプライアンスの推進にも積極的だ。コンプライアンス専任の社員を2人を配置し、グループ会社全体で、全社員が参加するコンプライアンスに特化した研修会を年2回実施している。また全国6事業所管内で、計10回の安全大会を実施するほか、事業部別での研修会を行い現場の意識向上に努めている。
 今年の方針として住永社長は「会社を次世代につなぐための取り組みに着手しています」と話す。同社では現在20代から40代の社員約20人が「熊交グループマネージメントスクール」で研修を続けている。「現在事業の多角化もあり分社化を進めていますが、将来的にはホールディングス化も視野に入れています。そのため社員の育成は急務であり、最も力を入れたい」と住永社長は、組織の再構築を目指し、内部体制の強化に向け着実な歩みを続ける。
〒861-2212 上益城郡益城町平田2240-1 TEL096(286)2304 http://www.kumako.co.jp/
設立/1972年4月 資本金/9,000万円 従業員/800人(グループ) 事業内容/一般貨物自動車運送事業、貨物運送取扱事業、倉庫業、通運事業、産業廃棄物収集運搬業、旅客自動車運送事業 売上高/120億円(2013年3月現在) 車両台数/430台(グループ) 出先/東京事務所、中部(三重)営業所、広島営業所、福岡営業所、益城物流センター、宇土営業所、八代営業所、鹿児島営業所、鹿児島中央営業所、鹿児島空港営業所、沖縄営業所 グループ企業/熊交エクスプレス梶A熊本旭運輸梶A福岡熊交梶A八代熊交梶A西田運送求A熊交観光バス梶A熊交観光タクシー梶A拠央タクシー、椛褐ン交通、サンコー・コミュニケーションズ梶AKMKコーポレーション
※この記事内容はくまもと経済3月号(2014年2月28日発行分)の掲載内容です。