トップ Leaders 熊本のトップ群像 (学)銀杏学園熊本保健科学大学
Leaders 2014熊本のトップ群像

(学)銀杏学園熊本保健科学大学  
 小野 友道  (おの ともみち)

  学長
プロフィール
1940年8月23日生まれ73歳。山口県周南市(旧徳山市)出身。熊本大学医学部卒。79年熊本大学医学部皮膚科助教授、91年同教授、2002年医学部長、03年同大学院医学薬学研究部長、04年国立大学法人熊本大学理事・副学長、06年11月熊本保健科学大学副学長、07年4月から現職
保健医療分野の新たな付加価値を創造し「熊保大」ブランドを確立
 「保健医療分野の教育と研究を通して社会に貢献できる医療技術者を養成する」ー小野友道学長は、開学11年目を迎え、改めて前述の大学としてのミッションを強調する。その背景を「県内の受験者はもちろんですが、県外からの受験生も増加しています。さらに受験生の出身高校も多岐に亘ってきており、資質の高い学生が集ってきています。これは、熊保大のこれまでの歩みが社会的に評価を受け、認知が広まった結果だととらえています。そのため私たちは社会の期待に応えられるよう、保健医療の専門領域から外れることなく、より一層教育の質を上げていかなければなりません」と説明する。
 その一環として、小野学長はキャリア教育研修センター認定看護師教育課程(脳卒中リハビリテーション看護分野・慢性心不全看護分野)と助産別科の充実を視野に入れている。「少子高齢化の進展など社会の現状を認識した、社会医学的な学問のアプローチが必要だと思います。そのため医療技術・看護分野での基盤的な教育を深化させていくことで、本当に地域に貢献できる人材を育成できるのではないでしょうか」と話す小野学長は、保健医療分野に特化した新たな付加価値の創造と共に「熊保大ブランド」の確立に意欲を見せる。
〒861-5598 熊本市北区和泉町325 TEL096(275)2111 FAX096(245)3126 http://www.kumamoto-hsu.ac.jp
創立/1959(昭和34)年化血研衛生検査技師養成所として設立、1960(昭和35)年熊本医学技術専門学校と改称、1968(昭和43)年銀杏学園短期大学開学、2003(平成15年)熊本保健科学大学開学(保健科学部 衛生技術学科、看護学科)、2007(平成19)年保健科学部リハビリテーション学科新設、助産別科新設、2009(平成21)年大学院(修士課程)新設、キャリア教育研修センター開設、2011(平成23)年言語聴覚学専攻新設・衛生技術学科を医学検査学科に改称、2013(平成25)年作業療法学専攻を生活機能療法学専攻に名称変更 学部等構成/保健科学部(1学部3学科):医学検査学科・看護学科・リハビリテーション学科(理学療法学専攻・生活機能療法学専攻・言語聴覚学専攻)、助産別科、大学院保健科学研究科保健科学専攻(修士課程)、キャリア教育研修センター認定看護師教育課程(脳卒中リハビリテーション看護分野・慢性心不全看護分野)、学生数/1533人
※この記事内容はくまもと経済3月号(2014年2月28日発行分)の掲載内容です。