熊本学園大学　　　学校法人 熊本学園  
 岡本　悳也　　　岩野　茂道  （おかもと　とくや　　　いわの　しげみち）

プロフィール

おかもと　とくや
1942(昭和17)年8月8日生まれ、71歳。福岡県出身。九州大学大学院経済学研究科博士課程単位取得満期退学。富山大学経営短期大学部、熊本大学教育学部助教授を経て、84年熊本商科大学(現熊本学園大学)着任。経済学部長などを経て、2010年8月から学長

いわの　しげみち
1931(昭和6)年7月10日生まれ、82歳。長崎県出身。九州大学大学院経済学研究科博士課程単位取得退学。63年熊本商科大学(現熊本学園大学)着任。経済学部長などを経て、88年学長、96年名誉教授、2010年8月から(学)熊本学園理事長

時代の流れと地域のニーズに合った高等教育を

　「大学入学の年齢層18歳人口が再び減り始める２０１８年問題を乗り切るため、さらに抜本的な改革を進めていきたい」と話すのは岩野理事長。岡本学長もまた「大学運営において教職員のモチベーションを保ちながら高い質と効率を考えた整備・改革に取り組んでいきたい」と話す。
　今年４月から経済学部を２学科（経済学科とリーガルエコノミクス学科）に再編し、より時代の流れと地域のニーズに合った学科体制で対応していく。「他の学部でも、強みを伸ばす組織再編を行っていきたい」と理事長・学長ともに教育のレベルアップに意欲を見せる。
　昨年は図書館に県内で初めてラーニング・コモンズを開設、学生が自主的に議論を交えながら学ぶスペースができた。また「教育活性化検討委員会」を学内に立ち上げ、座学だけでなく、体験や教養のカリキュラムを強化し、学生が成長する機会を増やしていきたいとしている。「本学でしか学べない新しい授業を創造していきたい」と岡本学長は話す。「卒業生の多くが地域経済や社会と深く関わり、経営にも携わることのできる有為な人材として地域に貢献してきた。こうしたビジネスマインドは、建学の精神（自由闊達）によって育まれている。今後もさらに実学教育と教養を両輪として、専門的知識を修得させるという高等教育機関としての使命を果たしていきたい」と岩野理事長は語る。