税理士法人　熊本東会計センター  
 田上 洋行  （たのうえ　ひろゆき）

プロフィール

下益城郡美里町（旧砥用町）出身、1944年9月20日生まれ。1964年に税務大学を卒業後、東京、熊本の国税局を経て、1985年(当時40歳)9月、税理士事務所を開業し独立。2005年1月、税理士法人熊本東会計センターに組織変更(至現在)。病院の理事長や医業経営コンサルタント、保護司も務める。趣味は、ゴルフ、囲碁

30周年を機に、一層の企業支援に努める

　中小企業を巡る経営課題が多様化・複雑化する中、平成24年度８月に「中小企業経営力強化支援法」が施行され、中小企業支援に向けた体制作りが官民一体となって進んでいる。熊本東会計センター（熊本市東区佐土原１丁目、田上洋行代表社員）は、同法が認定する県内でも数少ない認定支援機関の一つ。消費税増税への対応、アベノミクスによる景気上昇局面での経営戦略など、中小企業に対して税務・金融及び経営に関するコンサルタントなど専門性の高い支援事業を今後積極的に取り組んでいく。
　昨年末、一般社団法人金融財政事業研究会が認定するＭ＆Ａシニアエキスパート資格認定を取得し、事業承継対策の一つであるＭ＆Ａについてのコンサルタント業務も今後力を入れていく。Ｍ＆Ａは、後継者問題、事業の将来性の不安などの理由から、事業承継対策の一つとして国内の中小企業で数多く実施されている。田上代表は「昨年３月末の金融円滑化法終了に伴い、地元中小企業経営者に対しての相談・支援体制を強化していく中で、Ｍ＆Ａも視野に入れた提案もとりいれていきたい」と話している。
　今後の方向性としては、会計参与制度に代表される経営参加型の税務業務に対応できるスタッフの育成、組織の充実を図りたいと語った。