トップ Leaders 熊本のトップ群像 褐F本県民テレビ
Leaders 2014熊本のトップ群像

褐F本県民テレビ  
 片岡 朋章  (かたおか ともあき)

  社長
本橋馨(右)、村上美香(左)、両キャスターの肩に手を置く片岡朋章社長と、ゲスト、番組スタッフの面々
本橋馨(右)、村上美香(左)、両キャスターの肩に手を置く片岡朋章社長と、ゲスト、番組スタッフの面々
プロフィール
東京都出身。1951年7月7日生まれの62歳。東京大学文学部社会学科卒。76年日本テレビ放送網入社。外報部、番組海外販売などを経て2000年秘書部長、技術統括局総務兼放送技術センター、08年執行役員メディア戦略局長兼IT推進センター長などを歴任、特に局のデジタル化対応時には技術系のリーダーも務めた。12年取締役執行役員技術統括局担当を経て13年7月から現職
テレビタミン、おかげさまで4300回超
 年間視聴率で4年連続の三冠王を獲得。年度視聴率でも6年連続、過去20年間で計15回目の三冠王達成も射程圏内だ。「ゴールデン、プライムタイムの時間帯はキー局の力。全日はローカル局の力(自社制作番組)によるところが大きい。その原動力になっているのがテレビタミン」と、この3月で4300回を超え、17年に及ぶ看板番組の存在を第一に掲げる。「テレビタがメインでキー局のニュースがサブのようなローカル色の強さに加え、県民の立場に立ったジャーナリスティックなスタンスもしっかりと持っている」と永い歳月にわたり県民に支持されてきた理由を明かす。「テレビタ感謝祭」を県下最大級の野外イベントとしてモデルチェンジし成功させた「夢まちランド」もその成果とも言えよう。
 2017年春を目標に進めている中央区大江への本社移転も基本設計を基に詳細設計へ入った段階。「大江は文教地区なので、その街並みの中で調和を取りながらもシンボル的な存在になれるような新社屋に」と社内のプロジェクトチームで検討を重ねている。「TV局は装置産業、支出に占める設備投資額は極めて高く経営を大きく左右します。幸い私は日本テレビがデジタル化対応を図る時に業務に携わりましたから経験が生かせるのでは」とKKTの新たなステージへ向け指揮を執る。
〒860-8522 熊本市中央区世安町7番地 TEL096(363)6111 http:www.kkt.co.jp/
設立/1981(昭和56)年11月26日 開局/1982年4月1日 資本金/20億円 事業内容/民間放送業 売上高/55億3800万円(13年3月期) 従業員数/80人 支社/東京、大阪、福岡
※この記事内容はくまもと経済3月号(2014年2月28日発行分)の掲載内容です。