大成経営コンサルティンググループ  
 石本　義弘  （いしもと　よしひろ）

プロフィール

八代市出身、1960（昭和35）年5月18日生まれの53歳。熊本商科大学卒業。税理士事務所勤務を経て1993（平成5）年に独立、熊本、八代に事務所を構えた。趣味は読書、旅行。座右の銘は「出逢い」。「多くの出逢いがあって今の自分がある」と語る。熊本県経営コンサルティング協議会の副会長も兼ねる

時代を先取りし、グループ力で企業経営を支援

　昨年、20周年を迎えた同グループ。「10年を一区切りに事業を見ている。私自身、会社員10年、平成5年に大成経営開発を設立して社長10年、その後会長を10年務めてきた。次の10年の準備入っている」と石本会長。
　財務会計総合コンサルタント業を中核に士業のグループ化を図り、事業領域を広げる一方、東京、大阪に事務所を開設、首都圏、関西エリアでの事業展開を進めてきた。アジアにも進出し、現在、国内4事務所とベトナム事業所を拠点に精力的に活動している。
　今年１月に、�椛蜷ｬ財産コンサルタンツ（熊本市）を設立。「これまでの顧問先や取引企業から、事業承継、Ｍ＆Ａをはじめ資産運用、銀行取引、相続問題など新たな相談が増えてきた。当社のエキスパートが、コーチングを実施して企業の課題を引出し、グループ力を生かしたトータルの解決策を出している」と企業ニーズに細かく対応する体制を採った。また高齢化が進む中、介護事業の大成アフェクションも順調に業容を広げている。
　「変化の時代だからこそ、先を読んだ攻めの姿勢が大切」と語る石本会長。「経営者のための『ワンストップサービス』を強化していく。熊本に軸足は置きながら、グローバルな視野で時代の変化に対応できるようスピード感を持って企業経営をサポートしていく」と時代を見据えて成長戦略を描く。