Leaders 2014熊本のトップ群像

崇城大学  
 中山 峰男  (なかやま みねお)

  学長
プロフィール
1947年9月22日生まれの66歳。済々黌高校ー熊本大学工学部卒。趣味はゴルフ。71年積水化学工業入社。80年4月に(学)君が淵学園に入り、89年法人課長、93年熊本工業大学附属情報技術専門学校校長(現崇城大学専門学校)、97年法人局長、03年(学)君が淵学園理事に就任。03年12月1日(学)君が淵学園理事長、崇城大学学長、(学)文徳学園理事長就任
起業家精神学ぶアントレプレナーハウスを創設
 地域の活性化と産業育成にもつながるとして、「学都・熊本」を提唱する崇城大学では、大学生にとって魅力ある地域づくりが必要だとの考えから、次代を担う大学生のための起業支援を目的としたプログラムを次年度からスタートする。学部毎に1クラスずつ1年次から受講できる起業家を目指すためのカリキュラムや、アントレプレナーシップ(起業家精神)の大切さを学ぶことを目的とするアントレプレナーハウス創設など、大学が持つ知的財産を生かした様々なプランを展開する。
 中山学長は「80年代、若年人口の減少と地域経済の低迷から存続の危機に直面していたスタンフォード大学は、大学の持つ研究施設や研究者といった知的資産を活用し、大学周辺に企業の研究施設誘致を進め、知の集積を図るとともに学生の起業支援にも乗り出すことで、大学発の研究開発型ベンチャー企業を数多く誕生させました。これが後のシリコンバレーへと発展していくわけです」とスタンフォード大学の事例を挙げ学都構想の意義を語った。
 企業内においても、新たな事業を生み出す能力、起業家精神にあふれる人材が求められる時代を迎えている。同大学の起業家育成プログラムは、これからの時代のニーズにマッチした取り組みとして今後注目を集めそうだ。
〒860-0082 熊本市西区池田4丁目22-1 TEL096-326-3111(代表)
設立/昭和24年4月電気・電波学校創立、昭和42年熊本工業大学設立、平成12年熊本工業大学から「崇城大学」に名称変更 学部構成/工学部5学科、芸術学部2学科、情報学部1学科、生物生命学部2学科、薬学部1学科、大学院工学研究科博士後期課程6専攻、修士課程7専攻 大学院芸術研究科博士後期課程1専攻、修士課程2専攻 大学院薬学研究科博士課程1専攻 学生数/約3500人 関連機関/DDS(Drug Delivery System)研究所、エネルギーエレクトロニクス研究所、応用微生物研究所、衝撃先端技術研究センター、空港キャンパス、崇城大学専門学校、崇城大学ギャラリー
※この記事内容はくまもと経済3月号(2014年2月28日発行分)の掲載内容です。