Leaders 2014熊本のトップ群像

叶ッ山商店  
 星山 一憲  (ほしやま かずのり)

  社長
プロフィール
熊本市出身。1970(昭和45)年8月4日生まれの43歳。東海第二高校卒。90年に同社入社、2000年から常務、09年9月に社長就任。趣味はバイクツーリング、野球観戦。環境カウンセラー。熊本県中小企業団体中央会青年部協議会長や(一社)熊本県産業廃棄物協会理事、(一社)日本鉄リサイクル工業会九州支部幹事、(一社)熊本県解体工事業協会副理事長などを務める。今年2月には初孫が生まれ「さらにやる気をもって仕事に取り組みたい」(星山社長)という
新工場整備と人づくりでさらなる事業拡大へ
 「売上の半分を占める鉄スクラップの値上がりや当社の強みである大小多様な建物解体工事の増加など、全般的に業績は好調だった」。星山社長は昨年を振り返る。
 昨年は7月に創業40年と星山喜淳会長の古希祝賀会を開催し400人が来場、節目の年を盛大に祝った。また、御船インター近くに同社6カ所目となる発電出力999キロワットの太陽光発電所を11月から稼働させたほか、12月には阿蘇くまもと空港内に展示された戦後初の国産プロペラ旅客機「YS―11」の機体吊り上げ移動作業から設置工事全般を受注するなど、充実した1年となった。一方、今年は太陽光発電事業で新たに甲佐工場(甲佐町麻生原)に隣接する遊休地と益城町の遊休地へそれぞれ100キロワット、さらにはグループ会社の潟zシヤマ(宮崎県小林市)の工場屋根へ50キロワットのパネルをそれぞれ設置し、全量を売電、稼働は年内の予定だ。また、合志市竹迫に所有する資材置き場に新工場を建設する計画もある。3万5千uの敷地に小型家電など一般・産業廃棄物の中間処理場と大型トラックなど自動車リサイクル工場を整備するというもので、こちらも年内の着工へ向け着々と準備を進めている。
 「将来の会社像を見据え、有望な若手から技術力を持ったベテランまで人づくりを徹底すると同時に事故撲滅を第一に掲げ、安全面も充実させたい」。星山社長は会社のさらなる成長に向け、事業拡大を狙った投資を果敢に仕掛けながら、社内の体制強化へも意欲を見せる。
〒861-8001 熊本市北区武蔵ヶ丘9丁目5番76号 TEL096(338)6421 FAX096(338)6494
創業/1971(昭和46)年 設立/1980(昭和55)年 資本金/9千万円 事業内容/鉄くず、非鉄金属くず加工販売、自動車リサイクル、建造物解体工事、産業廃棄物処理業、熊本市一般廃棄物処理業など グループ売上高/123億6千万円(2013年8月期) グループ従業員数/350人 事業所など/解体事業部、ARホシヤマELV事業部、営繕棟、合志工場、栄工場、甲佐工場 関連会社/潟zシヤマ(宮崎県小林市)、竃セ星、蒲エ生興産
※この記事内容はくまもと経済3月号(2014年2月28日発行分)の掲載内容です。