Leaders 2014熊本のトップ群像

叶剿{本店  
 杉本 知彌  (すぎもと ともや)

  社長
プロフィール
宇城市豊野町出身、1949(昭和24)年6月21日生まれの64歳。70年に病気のため社長を退いた父・杉本光男(元会長)の後を継ぐために鎮西高校を中退。同年叶剿{本店入社、93年代表取締役社長就任。趣味はゴルフ。座右の銘は「初志貫徹」。
安心安全な熊本ブランド牛を食卓へ
 「安心・安全で高品質な熊本ブランド牛を食卓へ」を経営理念に県内をはじめ九州一円の顧客満足につなげる杉本本店グループ。食肉卸などの叶剿{本店(杉本知彌社長)と精肉卸・小売などの肥後食品梶i杉本光士郎社長)、牧場運営・管理などの潟Xギモトファーム(杉本侑次朗社長)の3本の柱でグループを構成。2013年3月には新たに岩手県の藤沢牧場を取得。現在、肥育牧場30カ所(肥育・繁殖牛2万頭)を保有する国内最大級の食肉卸会社として県内の食肉業界を牽引している。
 「常に高品質・高鮮度な状態のままの発送」を実践する同社では新鮮で高品質な食肉を県内の精肉小売店のほか焼肉店、レストラン、スーパーなどに出荷。熊本発の美味しい和牛を食べてもらいたいという思いから立ち上げたJAS認定牛の『黒樺牛』もその一環だ。JAS認定とは牛の血統から生年月日、飲み物・食べ物まで毎日記録し1頭ごとにカルテを作成する必要があり膨大な手間がかかるが「食の安全のためには不可欠なこと」と労力を惜しまない。昨年11月には黒樺牛ブランドの認知度向上を目的に同社初となる新商品「黒樺牛ビーフカレー」を発売した。
 「JAS認定牛をはじめとする安全性の保証された商品を食卓にお届けすることが生産者の使命。今後も消費者からの信頼を継続させ安定供給と商品出荷を目指していきたい」と杉本社長。長年掲げてきた「消費者に安全で美味しい商品の提供」を実施し、今後もさらなる信頼を確保していくに違いない。
〒861-4307 熊本県宇城市豊野町巣林538 TEL0964(45)2611 FAX0964(45)2988 http://www.sugimotohonten.co.jp
創業/1947年4月 資本金/5千万円 売上高/95億(グループ含む) 事業内容/食肉卸・小売 従業員数/79人 牧場/直営5ヵ所、委託26ヵ所飼育頭数/約2万頭(グループ含む) 関連会社/肥後食品梶A潟Xギモトファーム
※この記事内容はくまもと経済3月号(2014年2月28日発行分)の掲載内容です。