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Leaders 2014熊本のトップ群像

水野グループ  
 水野 泰彰  (みずの やすあき)

  社長
左から潟~ズノ物流取締役・西岡光、叶野商店取締役・中山淳、水野社長、叶野商店取締役・鈴木剛太、鰍りがとうファーム取締役・西田良彦
左から潟~ズノ物流取締役・西岡光、叶野商店取締役・中山淳、水野社長、叶野商店取締役・鈴木剛太、鰍りがとうファーム取締役・西田良彦
プロフィール
1968(昭和43)年10月11日生まれの45歳。阿蘇市波野出身。大阪や京都で料理人として修業し、30歳の時、田崎市場で野菜商を創業。2006年叶野商店として法人化。その後、10年に鰍りがとうファーム、12年に潟~ズノ物流を設立し、社員45人を抱えるグループ企業に成長させた。趣味はゴルフ・乗り物・文房具収集
創業15年、安心・安全な野菜を九州から日本の食卓へ
 創業15年、青果物流通のプロとして日々、挑戦を続ける水野グループは昨年7月、現在地に2階建ての新社屋が完成し、再スタートを切った。
 同社は、水野社長が田崎市場で野菜商を創業したのが始まり。それから“生販”一体の形で事業を拡大し、地場中堅企業に成長を遂げた。同グループは農業生産法人・鰍りがとうファームの契約農家がこだわりを持って作り育てあげた野菜を、叶野商店が県内の飲食店を中心に提供。潟~ズノ物流は、全国の市場・加工場・スーパーなどへ青果物や果物を納品している。「顔の見える商いを突き詰め、辿り着いたのが自社生産。自社だからこそ、安定した品質と供給が可能で、飲食店に対して安定した価格で提供でき、互いにメリットがある」。水野社長は自社のビジネスモデルを語る。また、グループ下に3社を置く組織形態について「会社を複数にすることで、多くの社員に決裁権を持ったポジションを任せられ、社員や会社の成長にもつながると思う」と話す。また、今年は支援学校から新卒の学生たちを受け入れる予定で、今年度中にはグループ70人体制を作るという。
 「利益を社会に還元し地域に貢献をしていくのが我々の役割だ」と使命感を語る水野社長。食材偽装や異物混入問題など、食に対する信頼性が問われる昨今だが「安心・安全な野菜を九州から日本の食卓へ」。水野グループはこの思いを共有し、次の15年へ歩を進めていく。
〒860-0068 熊本市西区上代2-124-1 TEL096(322)5520 FAX096(322)5523 http://www.mizuno-arigatou.com/
創業/1999(平成11)年 資本金/500万円 事業内容/青果物全般取扱い(生産・加工・納品・転送)
【水野グループ】叶野商店、鰍りがとうファーム、潟~ズノ物流 グループ従業員/45人 グループ年商/9億5千万円(2012年度実績)
※この記事内容はくまもと経済3月号(2014年2月28日発行分)の掲載内容です。