西部電気工業��  
 山下　幸久  （やました　ゆきひさ）

プロフィール

鹿児島県曽於市出身、1952年3月生まれの6１歳。日本電信電話公社（現ＮＴＴ）入社。2004年からＮＴＴ西日本長崎支店長。06年西部電気工業�鞄�社、11年執行役員第二営業部長。13年7月執行役員熊本支社長。趣味は、ジョギング、家庭菜園。熊本城マラソンは3年連続出場。昨年は天草トライアスロンに初挑戦し完走

総合エンジニアリング企業としてICT分野の事業拡大を

　西部電気工業�鰍ﾍ、事業拡大と効率的な運営を図るため、2013年7月に組織整備を実施。それに伴い熊本支社は、情報通信エンジニアリング部門から民需部門に事業内容をシフトした。「情報通信工事は本社直轄の事業となり、熊本支社では電気設備、土木、太陽光発電、ICT（情報通信技術）、携帯電話販売などが主業務になる」と山下幸久支社長。
　同社では、主力の情報通信エンジニアリング部門の競争が激化、全社挙げて現場力強化の施策を打っている。民需部門強化のため、新たに発電事業に参入、昨年9月末に合志市に実証実験場を兼ねた合志発電所、同10月には福岡県津屋崎に津屋崎発電所を開設した。「検証を重ねながら顧客に設備の設置から売電事業まで最適なシステムの提案ができる」と事業領域を広げる。また旧熊本本社ビルの建て替えの検討も始めた。事業チームで今後の計画づくりを進めていく。
　山下支社長は「民需部門は、約半年だが、一定の成果が出てきている。好調な太陽光発電に加えて総合エンジニアリング企業としてビルエネルギー管理システム（BEMS）やセキュリティシステム、映像監視システムなど7つのICT分野の事業拡大を進めていく。さらに法人向け通信ネットワークサービスの中にスマートフォン、タブレット端末を連携したソリューション営業を強化していく」と新規ビジネスに意欲を見せる。